これからのデザインの話
2017122 アートディレクター(一応の肩書き)の方の話を聞いて来ました。
最近の仕事がデザイナーやアートディレクターではないことが増えて、あまりアートディレクターの方の話を聞く機会が減っていたですが、これからのデザイン話、ということで行って来ました。
この仕事はこういったクライアントの要望があり、それをグラフィックに落とし込み…みたいな話は一個もなく、なのにデザインの話をずっと聞けるというとても有意義な会でした。
その方はデザインは不具合の不を見つけて具合を良くする、と言っていました。何がおかしいか、何が良いかを知るために依頼してくれる方とのコミュニケーションが大切だけど、不具合を訂正するだけだから自分で気づけるならそれが一番いいという感じでした。(コンサルに近いけど、ちょっと違うね)
でも外部の人間が指摘し続けてもその会社の方向性が定まらないから、不具合の見つけ方も最近は教えて、仕事が減っていくのが理想的なことを言っていて
「わかる!」と思った。
クリエイティブやデザイン=ビジュアル と受け止めてしまう日本の概念を作ってしまったのがそもそも問題で、ネットが発達して一般の人も少しクリエイティブに触れ安くなったところで、しっぺ返しとして仕事してクリエイティブに関わる人たちは受け始めたのだろうなぁと思います。
だから見栄えさえ良ければ早くて安いほうがいいと思ってしまうのかな、と。
オリンピックのロゴ問題でそれが爆発した感じかなぁ。
最近はグラフィックデザイナーって名乗るのはなんか違うし、デザインコンサルタントは絶対嫌だし、ブランディングもなんか違って、この違和感はなんだろうな〜と思っていたところだったけど、
10ほど離れた方でも同じことを考えているということがわかり、
岐路なんだなと思って楽しかったです。
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