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やけっぱち?~高級ホテルのアパートメントサービスについての雑感~

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。

 遅々としてとまでは言わずとも改善の兆しが鈍い新型コロナと経済ですが、そのなかでここ最近一流と言われる高級ホテルが客室の一部を用いてサービスアパートメントを始めるというニュースを見聞きします。今回は、これをテーマにして書いてみたいと思います。

1.サービスアパートメントとは?

 サービスアパートメントとは簡単に言うと、ホテルのようなサービスが付いてアパートやマンションの要領で契約をすることができるという仕組みだそうです。この仕組みは外国では一般的な施設であるそうです。

 実際サービスアパートメントを始めるといったホテルのケースで言いますと、京王プラザホテルではホームページを拝見しますと、本館スタンダード(23.5平方メートル)」が30連泊21万円(税・サービス料込、以下同)、「本館スーペリア(33.7平方メートル)」が30連泊24万円、「本館デラックス(35.5平方メートル)」が30連泊27万円の価格で利用することができ、これは1室1名で利用しても2名で利用しても変わりません。滞在中は館内レストランで人数分の朝食が提供される他、ソフトドリンク(1泊につき2回まで)、駐車場、会議室、新聞朝刊などのサービスが付くとの事です。(文章は次から引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/f6c7a2b2fee94356abfb59387467940cc4076fb2 )

 このような内容の長期宿泊を見越したサービスアパートメントを帝国ホテルやホテルニューオータニといった一般的には高級ホテルとしてカテゴライズされるホテルが軒並み期間限定で始めると言っています。

2.やけっぱち?の末?

 京王プラザが傘下に入っている京王電鉄の2020年度第2四半期決算説明資料を見ると、観光業との相関関係が強いホテル業だけあって新型コロナウイルスの蔓延に伴う訪日外国人の入国を制限したことによる影響を諸に受け、2020年の5月は対前年比で売り上げが95%減少し客室稼働率は2020年9月で7%程となっています。(下図)

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 高級ホテルというブランド力を守りたいという想いもある一方で、先行きが見通しずらい時節柄を鑑みたときに宿泊客という部分に狙いを定めているだけでは限界があるからサービスアパートメントを戦略として組み込んできたのかな?という風に見ることができる一方で、私はやけっぱちなのかな?という印象を持っています。

 実際、私が感じているこの疑問に関してはホテル評論家瀧澤信秋氏が次のような指摘をしています。

何よりブランドイメージの毀損という問題もある。時々高級ホテル新規開業で一定期間は稼働率が低くても正規料金で販売というスタイルを見かけるが「正規料金で売り続けることでブランドイメージを定着させる狙いがある」と高級ホテルの担当者は話す。今回の帝国ホテルのサービスアパートメントをはじめ、その他長期滞在プランも割って計算すれば安い金額になることはわかるが、36万円、21万円、75万円・・・ポンと支払える人はそれなりの人ということも想像できる。ブランドイメージからみた場合にもこうしたプランの秀逸な点といえる。これが安売りかと問われれば、実質的に安売りでもそう見えない上手さを感じる。(原文まま)

3.家賃に置き換えてみると...

 前述したホテル評論家瀧澤信秋氏の指摘を鑑みると、確かに宿泊料を家賃に置き換えてみると20万円近くをぽーんと支払えるだけの余力がある人はどれだけいるのかな?という部分を考えると高級ホテルというブランドが想定している価格とサービスの=関係を維持しているようにも見えます。LIFULL HOME'Sのホームページによると、京王プラザホテルが主戦場としている新宿区のマンションの家賃相場は10.21万円という事を考えるとこの相場価格にホテルが提供しているサービスがオプションとしてついてくるという事を考えると、高級ホテルが提示しているサービスアパートメントの料金を払えるだけの余力を持っている人にとってはどうったことないんだろうなという事をおもいました。

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