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Vol.2若の浮世なコラム「6月営業再開」

6月1日、一ヶ月半ぶりの営業再開となりました。
お客さんも久しぶりの外飲みで開放感に満ちた本当にいい表情でお酒の場を楽しんでくれているように見えました。
僕らの仕事は世の中に必要な仕事なんだ、と誇りを持てる瞬間でした。

ただ、開放感を味わうのはいい事ですが、一部のお客さんの中で店側が決めたルールを守れない事が何度か起きてしまったのはあまり良い気持ちになれませんでした。
これはお客さんに対してではなく、コロナのこの状況に対して作ったルールです。
僕らもお客さんに対してそういう気持ちを持ちたくありません。
周りにも他のお客さんがいます。
自分が楽しければいい、という考えの人はおばこには向きません。
客席が少なくなってしまっている今はみんなの譲り合いが大切です。
みんなが嫌な思いをしないよう、ぜひご協力お願いします。
店側としてたくさん考えてやっている気持ちを理解してもらいたいです。

徐々に感染者が増え始め、50人とかいう数字が見え始めてからはまた暇な日が増え始めました。
やはりまだまだ道のりは長そうですね。
ですが、暇な日は来てくれたお客さんとゆっくりたくさんお話しする機会が持てました。
来てもらって話に付き合ってもらうなんて失礼な話かもしれませんが、
そうした時間は売り上げよりもずっとずっと価値のある時間です。
大した料理は作れませんが、僕らがやれる仕事はそうした時間を楽しんでもらうって事です。

働き方改革に乗り出し、営業時間はこのまま17:30~22:00(LO21:15)を続けます。
これからも僕らが長くおばこを続けるためにも、体も心も疲れ切る前に営業を終わらせまた明日も頑張ろうという気持ちが持てる所で1日を終える事が大切だと考えています。

僕の趣味は読書ですが、
今までは儲けを出すためのビジネス書ばかり読んでいたけど、
コロナが騒がれて以降は働き方を見直すためのビジネス書ばかり読んでいます。
今まではおばこを立て直すのに必死になっていたけど、少し我に返ったのかもしれません。
これからは自分たちらしく自然な働き方ができるように考えていきたいと思っています。

オリジナルTシャツ第二弾ができました。
今回のデザインはこれから新しいおばこを作っていくための僕の決意をイメージしています。
思い出の一枚になるよう、これから頑張ります。

不定期で厨房生中継インスタライブも開催しています。
新しい試みですね。飲食店の厨房はあまり見せたくないのが本音です。
だけど現実は現実。お客さんは見えないのが一番不安だと常々思っていました。
確かに綺麗ではないけど、そういうのも全部見せて納得して頂く事が大切かなと思っています。
注文が殺到している時の厨房はなかなか迫力があると思いますので、楽しんで頂けたらと思っています。

一緒に働いてくれていたアルバイトさん数人に休んでもらったり辞めてもらう事になってしまい、夫婦共々やけ酒しながら泣いた日もありました。

そうしたアルバイトさん達のためにも、僕らが誠実に毎日やっていく事が大切です。
申し訳ない事をしたけど気合が入りました。頑張りますね。

まだまだどうなっていくかわからないですけど、これからもおばこをよろしくお願いします。

若旦那

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