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継続している事

大分県大分市で児童養護施設や母子生活支援施設、里親等で生活したことがある中学生以上の方の居場所作りをしています。

わたしたちは、大分県の委託事業として児童養護施設等の退所児童のアフターケア事業を7年間実施していた社会福祉法人が2017年度を限りに撤退した際、その時に事業を担当していた有志で、支援を継続しなければという強い思いから存続の道を模索し、2018年4月に任意団体「一緒に歩こう会 居場所サロンわかばハウス」を設立しました。

児童養護施設や母子生活支援施設、里親等で生活したことがある中学生以上の方の居場所作りに加え、大分県内の児童養護施設に入所している中高生対象の研修会を実施しています。

研修会は、調理実習、金融機関での口座開設の模擬体験、市役所での住民票の取得など、体験を重視した内容となっています。調理実習や金融機関や市役所での体験活動では、初対面の参加者でグループを編成し、困ったときにはひとりで問題を抱え込まずお互いに助け合う体験ができることを目指しています。そして、この研修会に貴重な時間を割いて参加して下さったことをお返しする形で、毎年3月に、大分県内の児童養護施設を巣立っていく子どもたち全員に、研修会で学んだ内容をまとめたわかばハウスのスタッフ手作りのファイルと、体温計を贈呈しています。

18歳の春、児童養護施設を巣立つ時、子どもたちは、まず、衣類、電化製品や家具といった衣食住の目に見える部分を揃えることに精一杯になり、自分自身の体調管理は後回しになりがちです。頼れる人がいない環境で生きていくための一助になればと始めた体温計の贈呈は、大分県の委託事業としてアフターケア事業を実施していた頃から、かれこれ6年以上続けています。

コロナ禍の今、体温計の入手が難しい状況にあります。昨年ほどではありませんが、価格が値上がりしたり、お店によっては「お一人様1点限り」と制限が設けられていることもあります。しかし、コロナ禍の今だからこそ、不安な気持ちを抱えながら児童養護施設を巣立つ子どもたち全員に、これまでと同じように体温計の贈呈を継続したいと考えています。

☆活動場所 
大分県大分市金池町4-9-4 大分駅から徒歩圏内の住宅街にあります。

地図

☆活動日時

活動日時

☆Facebook
主に参加者さん向けの情報発信をしています。
https://www.facebook.com/wakabahouse.aftercare/
こちらもどうかよろしくお願いいたします。

一緒に歩こう会 居場所サロンわかばハウスの活動は、記事を読んで下さったみなさんからのサポートで支えられていますm(__)m