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子育て・親育て

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子、親、家族のはなし。
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#コラム

「森を見ず木に触れる」だけのことが、救いになることもある。

早朝、救急車の音で目が覚めた。 身近で感染者や、突然亡くなった人がいるせいか、心がざわつく。 私は健康だし、家族も友達も元気。今日もコーヒーが美味しいし、漫画を読んでバカ笑いもできるのに、それでも毎日心配は尽きない。 そのせいか、最近は気づくと木を触っている。 小さな頃から近所の木に登って遊び、学校に行きたくない時は、家から少し離れたところにあった、お気に入りの街路樹に抱きつきに行っていたからかもしれない。 私が育ったのは、森も林もない街中の住宅街だったから、おかしな

眼差しが武器なら世界は平和なのにね。。

さて、北方からどんどんと飛来物がやってきているようですが、みなさまの身の回り外交は順調でしょうか? 国と国の外交も、人と人の関係も、出来ることなら知的な交流であって欲しいものですが、なかなかそうもいかないようで。。 今月の月報でもお伝えしましたが、これからの一年は、なんといっても『外交』が重要になってきますから、日本も鎖国ムードから目を覚まして、自国の武器と盾の見直しが急務となるでしょうね。 もちろん、これは個人においても同様です。 私たちも、自分の弱点を見直して、武器

天王星逆行期「自分にマッチするものは、自分にしか見つけられないよ!」

「うちの子、友達出来ないの。大丈夫かな?」 これはママ達からよく聞くセリフ。 もとい、ママが何人か集まると必ず聞くセリフ。 これを聞くと私は必ずこう返すようにしている。 「本人はどう思っているの?」 この手の話で意外と多いのが、子ども本人が悩んでいないのに親が心配しているケース。まったくトラブルも問題も起きていないのに、勝手に親が問題に思っているということがよくある。 心配は心配に思っている人の世界のもので、心配していない人の世界の問題ではない。本人がトラブルを抱

これからの義務教育は「プランB」を強化するべき理由。

今日から太陽は双子座入り! 双子座は小学校などの教育とも関連がありますし、ようやく息子の小学校も分散登校を始めるとの連絡がありましたので、今日は久しぶりに教育の話でも。(夏至宙のことも書いてありますので、教育にはあまり興味がない方もご参考になるかもしれません。) といっても、ここ数週間、給食のありがたさや先生の大変さを痛感し、これまで多くのことを他人任せにしていたことを反省するやら、しんどいやらだった私目線。教育熱心なタイプでも、教育関連に詳しくもないので、すごい教育論では

当たり前は時代と共に変わる。 時代が変われば善悪も変わる。

「みんなそうだって言うけど、みんなって何人?誰かって誰?ほんとにそうなの?見たことないものを信じるの??」 そんなことばかり子供時代から言っていたので、母は私のことを『ものごとを真っ直ぐに見ない、社会を横から見る子』と変わり者扱いしていた。 でも、私からすれば誰かが言ったことを確かめもせずに信じている『大人達の方がおろかだ』と思えてならなかった。 子供には『良いこと』『悪いこと』を教えるのに、大人は『良いこと』はやらないし、『悪いこと』はやり放題。嘘はつくし、見て見ぬふり

我が身を守るのは我なり

私たち大人が、『いじめのない世界』の見本も手本も見せることができないのだから、子供達のいじめがなくなるわけがない。 それでも、そんな中をサバイブしていかなければならない息子には、強くしなやかな生き抜く力を身につけて欲しいと願っている。 * このところ世間では、金銭がらみのいじめ問題が騒がれているが、どの記事を読んでも『学校は何をしているんだ!』と責めたてる親達の言葉が並べられていて、これでは教員のなり手がますます減ってしまうと読んでいて心配になった。 詳しい状況も知ら

思いを言葉にすれば意外な「アイデア」が降りてくるものだ。

学校帰りの息子と夕暮れの道を歩いていると、こんなことを聞いてきた。 「お母さんは将来何がしたいの?」唐突な質問に面食らいつつも、「大人になったら何がしたかったの?」という過去形ではなく、「これから何がしたいのか?」と未来を見据えた質問をされたことがちょっとうれしかった。 息子にとってはなんとなく聞いただけだったと思う。でも、適当に答えたり、「考えてみたこともなかった」とか「わからない」とは言いたくなくて、心の中を見渡しながら言葉を選び、一つ一つ生み出すように私の思いを伝え

服よりも、靴よりも、「こども時代の経験」は大事

『おばちゃ〜ん、ワカナちゃん達がまたドロドロになって遊んでるよ〜』 私が子どもの頃、近所の子がこんな風に母に伝えに来てくれたことがあった。 水たまりのドロ水を長靴に汲んで、嬉々として頭から掛け合う私と弟を見た母は、私達を叱るどころか水たまりの外側で羨ましそうに見ていた近所の子にも「ママに謝ってあげるから遊びなさい!」と促したそう。 これは我が母の武勇伝。 当時の我が家はエレベーターのない5階建の4階。2人に水をかけるためにバケツを持って何往復もした母はさぞや

今日も元気でいてくれてありがとう

毎年、義母への母の日ギフトは用意しているのに、我が母にはつい忘れてしまうことがある。 『母を思うなら元気でいること。』 これが1番の親孝行であると母は言うけれど、買い物に行ってカーネーションを見る度にさびしい気持ちになったりしないだろうか。。。 * それにしても『元気でいる』というのはなかなか難しい。我が子の体調やメンタルが不安定になる度に、『元気でいる』ことの価値を改めて感じ入る。 それを思えば『お母さんありがとう』というメッセージカードやプレゼントよりも、『お母

人は環境で育つ

そろそろちょっと重めの『あの話題』に触れたいと思う。 もとい、ちょっとじゃなく ものすごく重い『あの虐待』の話。 虐待事件が起きる度に、母としてだけでなく、人としても思うところが沢山ある。ホントに色々と考えさせられる。だから、あえてなるべくニュースを見ないようにして、この話題には触れないようにしていた。 今回のような痛ましい虐待事件が起きると、親が悪い、親の幼少期の家庭が悪い、児相や学校、社会のシステムがよくない。。と『誰が悪いのか』『何が問題なのか』が取りざたされるけ

これは子育てだけの話ではない。「自分育ての話」

息子が1歳の頃、保育園を卒園・転園する子ども達のお別れ会で園長先生がこんな話をしてくれた。 『みなさまのお子様を「イヤだ」がちゃんと言えるように育てました!』 他の保護者がどう思ったかはわからないが、『なんとか教育』のような理想論に私は正直面食らった。誇らしげな園長先生を見つめながら、「あちゃー」と思ったものだ。 毎日毎日「イヤだ、イヤだ」の子どもとのカオスな日々。私の方が「イヤだー!!」と叫びたいっていうのに。 エンチョウセンセ、ナンテコトヲ。。。 * あれから

「青年よ、自らが描いた地図を行け!」上手く進めないなら書き直しちゃえ!!

三連休は、我が家のメンバーがそれぞれの予定で出払った為に久しぶりのフリータイム。のんびりとテレビや映画を見ていると、局もジャンルも違ういくつかの番組で何回も同じ言葉が繰り返されていることに気付いた。 「人と同じことをしていてはダメ」この言葉は今の宙模様とマッチしてはいるけど、偶然なのか?流行なのか?それとも意図して入れ込まれているサブリミナル的なもの?もしそうなら誰の意図なのだろうか。。。? なんて考えていたら、子ども時代に友達とした『地図ごっこ』を思い出した。

わかるかな~、わからないだろうな~

「人の気持ちを考えなさい!」この言葉はつい言ってしまうが、大人にだってわからないのに人生経験の少ない子どもにはもっとわからないだろう。 今朝はそう言う私も人の気持ちを考えていなかったと反省し、息子が摘んできた菊を入れていた瓶をちゃんとした花瓶に替えて、リビングに飾りなおした。 息子はちょっと嬉しそうな顔をして、サッカーの試合へと出かけて行った。 * 息子がこの花をくれたのは3日前のこと。 友達と二人で遊びに出た息子を迎えに公園へ行くと、どこかで摘んだ菊の花を手に二人

おにぎりも、子育ても「ほどよい手抜き」が良い加減!?

「疲れたままおにぎりを握ると、手を通して疲れた波動がおにぎりに入っちゃうよ。家族が元気でいるためには、まずはお母さんがしっかり疲れを取って。それから料理しないとね!」 この『手から気が出る話』は以前も書いたことがあるが、こう言われた時の私はとても疲れていて、それはそれは沁みたものだ。 でもねぇ… 母が元気でいるには家族の協力や、自分の時間があってこそ。 1日は24時間しかない。自分の為に時間を作るには睡眠時間を削るか、もしくは自分のことは諦めるか。さもなくば手を抜く