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子育て・親育て

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子、親、家族のはなし。
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2018年7月の記事一覧

「病気で長く生きられないから、みんなにごめんなさいして回りたい」と息子が言う。 いや待って、治せる医者を探すから! そこで目が覚めた。 眠る息子の胸に手を当てる トクトク… 夢か 人生は何が起こるかわからない だから今年の夏は息子といっぱい遊ぼう! 誓ったら天使が微笑んだ。

1円拾ったら交番へ。みんな行ってるのかな?

あつい。あつい。あつい。 不覚にもこんなに暑い日に、家の鍵を忘れて出掛けてしまった。 ガンガンと日が照りつける玄関の前。 流れる汗が目に入るのを拭いながら手元の時計を見る。 時刻は12時。 息子と夫は出掛けていて19時まで戻らない。 このまま玄関前にいたら間違いなく熱中症だ。 さあ、どうする私。。。 とにかく夫に家の鍵を借りようと、買ってきたばかりのアイスをご近所の子ども達にあげて駅へと突っ走った。 電車に飛び乗り冷気を浴びると、やっと深く呼吸。 ふぅ。被災地の人

「人と人とは対等である」あたりまえなのに何故かあたりまえじゃない

まだ私が中学生だった頃、びっくりするほど勉強が出来る友人がいた。彼女は塾にも通わず成績は常にトップで、高校は県内屈指の進学校へと進んだ。 性格はおだやかで温厚。ロックも聞く、マンガだって読む、お母さんとケンカだってする普通の子。しかし、とにかく同学年の子ども達とは雰囲気がまるで違っていた。 きっと帰国子女や英才教育をされている別次元の家庭なのだろうと思っていた私は、ある日とうとう聞いてみることに。 「どんな風に育つと、よりちゃんみたいになるの?」 『普通だよ。みんなと

「自分より大変な人はいっぱいいる」じゃあ自分は?

躾=虐待を正当化しようとする思考は連鎖する。 これに気が付いた人は、断ち切る為に結婚や出産を望まないこともある。 超少子高齢化時代の今、もしこれから子どもを増やしたいなら価値観や意識の改革、『子育て』だけではなく新しい時代の人間教育として『大人育て』を国や自治体、企業、団体、社会全体が真剣に取り組まなければならない。 しかし、誰の基準で? 一昨日のニュース。事件のことをどうこう言うつもりはないが、『恐怖を与えて言う事を聞かせた』洗脳事件の顛末をメディアがこぞって放送した

「虐待」はない。でも「不適切な対応」ならないと言える?

先日、お誘いをうけ『子育てフォーラム』というのに参加してきました。 テーマは子ども虐待の現状。 内容は自治体の取り組みや虐待の現状報告、虐待経験者の話など重くデリケートなもの。 どの範囲を虐待と呼ぶのか、虐待で受ける脳の損傷、虐待は連鎖するなど様々な話を聞きながら、猛烈なパワハラを至近距離で経験したことがあるが、確かに脳が壊れるだろうと大人の私でも感じたのを思い出した。 幼い子どもなら、あっけなく損傷してしまうだろう。 かつて日本には、躾と称して「言う事を聞かなけれ