マガジンのカバー画像

子育て・親育て

119
子、親、家族のはなし。
運営しているクリエイター

2018年5月の記事一覧

ぎゅっとして。それから8秒深呼吸

以前、保育園の先生がこんな話をしてくれた。 『いくつになっても、子どもが嫌がらなければ抱きしめてあげてください。出来れば8秒』 そうね。いくつになっても抱きしめてあげたい。 でも、なんで8秒? さっそく家に帰り『8秒』で検索してみた。 8秒は大人の平均的な深呼吸の長さだそう。 試しに深呼吸。 吸う〜、ハ〜〜〜 8秒じゃないけど、まあだいたいね。 私達は、いつも絶え間なく呼吸していると思いきや、意外とちゃんと息をしていない。何かに集中しているときは息を吸っていなか

周りの人がいい人ばかりになる、おばあちゃんの呪文

友人と転職の話をしていた時、「どこで働いたって人間関係って色々あるものだからね」と話すと、友人の顔がパッと笑顔になった。 「それが、私は人間関係でイヤな思いをした事がないの。ホントに周りの人に恵まれているのよ!」 こんなこと自信満々に言う人に初めてだった。 でも、その笑顔を見たら納得。 そのステキな笑顔は、おばあちゃん譲りだそう。 悪意を持った人でも、イジワルをする気が起きないだろう。 こんな言霊を使いこなす彼女には、ネガティヴな人は近づけないような気もする。 ひ

子ども達を守るには

子ども達が巻き込まれる痛ましい事件が後を絶たない。 ニュースを見るたびに胸が痛み、こうした事を書くにあたり母として、人としてどのような言葉を選べば良いのかわからない。 子どもが生まれてから、住んでいる自治体の情報配信メールに登録をしたところ、露出者、刃物を持った不審者、子どもへの声掛け、つけ回し、手を引っ張ったなどの情報が頻繁に届くようになってびっくりした。 今までは平和な町だと思っていたが、知らなかっただけのよう。 私達は目の前の事、情報として耳に入った事、知ってい

言葉よりも行動で示せ。だけど言葉も大事だよね!

小学4年生の女の子がこんな事を言っていた。 「先生なんてぜんぜん生徒の事を見ていない」 まあ、そうでしょう。 どんな素晴らしい先生でも、30数人の生徒を1人で逐一見ていることは難しい。 小学生になれば、伝えたいことは言葉にして自分からアプローチしていかなければならない。 自分の事は自分で。 自分から伝える。 これが子どもにとっての小学生の壁とも言えるでしょう。 小学生のお嬢さんの話を聞きながら、むかしむかしあるところでお世話になった部長の言葉を思い出していました。

母の日に「言わぬが花」を贈ったはなし

小学生の頃、「母の日」に初めて自分のお小遣いをかき集め、カーネーションを買いに行ったことがあった。 お花屋さんに並ぶ真っ赤なカーネーションの中に1つだけ目立つ真っ白な鉢。 レアだ!これにしよう‼︎ 母が喜ぶだろうと真っ白なカーネーションを買い、ワクワクしながら母に手渡した。 母は喜んだ!(ように見えた。) 大切に育ててくれた!!(ように見えた。) それから何年も経ち、何回目かの「母の日」が過ぎてから母は教えてくれた。 「白いカーネーションは亡くなったお母さんに贈

今は雨でも空は必ず晴れる

休日、電車の車窓から外を眺めながら息子が呟いた。 「なんだか夢みたい」 そうかもね、夢かもよ。 「もしかして、世界はこうなるんだよって見せてくれているのかも。 夢から覚めたら0歳で、これは成長している夢を見ているの」 私達の脳には未来の記憶があるという。 数ヶ月先、数年先、色々な説がある。 今晩はマーボー豆腐が食べたいなぁと思い立ち豆腐を買いに行くのも、もしかしたらマーボー豆腐を食べた未来の記憶がそうさせているのかもしれない。。。 時々こんな風に思う。 何か

お母さんはわかってない

先日の朝、6歳の息子が突然宣言した。 「オレもう鼻くそほじるの卒業したから!」 おお!「卒業おめでとう」  パチパチパチ 毎日一緒にいると、子どもの成長は過ぎてから気がつく事の方が多い。 そういえば、最近イヤイヤしなくなったね。 あら?この服小さくなったね。 なんてね。 でも「その日」が突然やってくることもある。 以前にも。。。 *** 息子が3、4才ぐらいの頃、思い通りにならなくて腹を立てると、酷くわめき散らし手がつけられなくなっていた時期があった。 当時を

大人だってほめられたい

子育てや部下の育成、人を育てるためには、『ほめる』『ほめない』様々な意見がある。 どちらが良いかはケースバイケースで、個人差もあるでしょうが、私的には「ほめない」がしっくりこない。 なにせ自分は、ほめられたかったし、 今だってほめられたい。 子ども時代、親が親戚や友人の子をほめるのを聞いたり、よその大人が自分の子をほめるのを見るたびに、どうして家の親は私の事をほめてくれないのだろうか? 謙遜なんかしてないで『ほめて欲しい』と思っていた。 「〇〇さん家の〇〇ちゃんは、