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【あなたの短歌】渋谷駅のななさん

嫉妬さえ気づかないまま今ここの楽しいことを楽しんでいる

まつ毛バチバチにボディコン...大物芸能人Mが美人ADにプレゼント! 気になる彼女の過去:家、ついて行ってイイですか?(明け方)(公式サイト)
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/smp/lifestyle/entry/2019/020598.html?sc_cid=yw_home_ii
※番組の内容がテキストで読めます。


ななさんの短歌はむずかしかった。それはズバリ嫉妬しているからだ。

新社会人のななさんはテレビの制作会社でADをしてるのだけど、よく思い描くADの姿とは違ってオシャレでキラキラしていて自分の好きなスタイルを貫いている。
ななさんを取材したスタッフも、自分の置かれた状況とあまりにも違うことに嫉妬していた。ななさんよりもスタッフに何度も思いを寄せそうになった。
ちがう、ちがう。この短歌マガジンは主人公に思いを寄せる企画なのだ。なんども原点に戻ろうと必死にななさんに集中しようとした。

嫉妬の原因はたいてい、自分がやりたいけど上手くできないことを相手が軽々とやっているように見えるからだ。でもななさんは努力している。仕事のメモを一生懸命とったり、本をたくさん読んだり、1週間お風呂に入らずに働いたこともあるそうだ。

圧倒。

そこでまた、自己嫌悪に陥りさらに嫉妬する。

そんな嫉妬のループの中で、ななさんがやっていてわたしが出来ていないことって何だろう?と考えた。

それは、今この瞬間に集中することだ。今どきの言葉で言うと「マインドフルネス」。良い、良いとは聞くけれど、やっぱり大事なんだなぁ。

なんて今回はなんだか自分のことばかり考えてしまいました。

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