#4 役割を考える、理解する
仕事においても、プライベートにおいても役割ってすごく大事だと思います。
役職だって、“役割”です。マネージャーという役割を担う人がいて、プレイヤーというスタッフがいる。
初めてリーダーをやっていて、うまくいかないと思っているのであれば、一度役割について、理解してもいいかもしれません。
役割を考える=自分が何を求められているのかを考えるということです。
★事例
臨床経験3年目の理学療法士のA氏。1年目から積極的に仕事をしてきた結果、デイサービスの責任者に抜擢された。個人としても今までしてきた努力が身を結んだと、とても嬉しく思っていた。
スタッフは全部で5名、少人数でのチームだった。リーダー業務もやりながら、実際に利用者さんのリハビリもしないと行けない。これが意外と大変だったが、なんとかやってきた。ある日の上司との面談。
「最近の稼働率、あまり良くないがどう?」
「キャンセル、入院が続いてまして、、。しょうがない部分もあるのかなと思っています。」
「たしかに、防げない部分もあるが、このままではダメだな。何か対策を考えてまた教えて。」
あんなに頑張っているのにと心の中では思っていた。
だか最近スタッフからも改善してほしいとの声も上がっている。このままで自分はリーダーをやっていていいのだろうか。
今までやっていたプレイヤーという役割と最近任命されたマネージャーという役割は全く違います。
事例のような状態のままだと、プレイヤーとしての仕事に傾きがちです。そのため、どれだけdo(行動)しても方向性が違うので良くならない一方です。
こんな時の解決方法の一つとして、自分の役割について考えることが大切です。
自分はこのままdo(行動)し続けていいのか
上記でも書いた通り、このままdoし続けて、自らどんどん動いていくスタンスでいいかというと答えはNoです。
理由として、A氏は現在マネジメントという役割を理解しておらず、やるべき数字管理などの仕事ができていません。そうなると、スタッフはどう動いていいかわからない、同じ方向性を向いて動くことができなくなります。
マネージャーとプレイヤーの仕事を考えてみるとこんな感じです。
言葉の理解は重要です。なんとなく、こんな感じだろうと思っていても、実は全然違ったりすることもあります。
言葉の理解を深めて、自分の言葉していくと、より役割を理解することができます。
今回の場合は、
・デイサービスをどんな風にしていくか
・どうしたら稼働率があがるか
・どうしたら働くスタッフも満足し、いいサービスを提供できるか
など考える必要があります。
今回の場合はまず、スタッフでもできる業務はどんどん振っていき、自分自身の仕事量を減らしていく必要があります。
自分の時間を作る、余裕を持つことで初めて考える時間を作ることができます。
自分の仕事を列挙して、お願いできるものはどんどんお願いしていきましょう!
おわりに
私もマネジメントをやり始めた当初、このことに悩んでいました。
役割意識を強く持ち始めて、色んなことを理解できるようになりました。
わかっていると思っていても、意外とわかっていないものです。
壁にぶつかっているなと思った方は今一度自分の役割について、考えて理解していきましょう!
それでは。
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