THE 協働力
こんにちは。わがことの四軒家啓介、通称つんつんです。
普段僕は全く文章を書かないので、このnoteを書き終わるたびに「次何書こう。もうネタないぞ」と思ったりするのですが、3ヶ月もあれば何かしらのネタが浮かんできます。人間やればできるものなんですね!文章の上手い下手は別にして、ここまで続いたのは、毎回楽しみにしてくれているわがことふぁんの皆様のおかげです。いつもいつも読んでくれてありがとうございます。これからもふぁんの求める限り書き続けたいと思っています(笑)お付き合いのほどよろしくお願いいたします!記録にも記憶にも残る文章をめざしていきたいと思っています。目標はでっかくです。
ということで本題に入りたいと思います。
今回は、僕の職業である「介護支援専門員」(以下ケアマネとします)として、僕が大切にしていることについてお話しできたらと思っています。
ケアマネには在宅ケアマネと施設ケアマネの2種類がありますが、今回は在宅ケアマネについてのお話です。ケアマネは、介護保険のマネジャーとして介護を必要とする利用者と介護サービスを提供する事業者を繋ぎ、利用者の日常生活をマネジメントする専門家です。直接、利用者をお風呂に入れたり、お世話したりすることはほとんどありませんが、人を繋ぎ、利用者の日常生活を支えていきます。
専門家として、利用者には何ができて、何が必要か判断し、的確に課題を抽出し、その解決に向けて、総合的にサービスを繋いでいく。
簡単にいうとこんな感じです。
さて、介護保険のお金の仕組みは下図のようになります。
良いケアマネ、悪いケアマネってなんだろう?それは、利用者、家族、会社、保険者(市町村)、誰にとって??
例えば、利用者からは信頼されているが、書類不備が多いケアマネ。これは保険者にお金を返還しないといけなくなる可能性があります。反対に利用者からはあまり信頼されていなくても、書類が完璧にできていれば、お金を返還するいうことはありません。効率よく事務仕事をこなし、多くの件数を担当しておけば売り上げは上がります。また、利用者から信頼されていなくても利用者の家族からは信頼されているというケースもあります。というふうに厳密にいうとケアマネには「これを目指しましょう」という模範的なものは存在しません。…多分。
じゃあどうするか!?
「自分の中の気持ちややりがいを信じながら動く。」
僕はそうしています。
対人援助に携わる専門職を目指す人にとって必須条件と言われている「福祉の心」という言葉があります。
「福祉の心」は、それぞれの捉え方や立場によって変わってきます。
ここで紹介するのも、『相談援助演習』という本からの抜粋ですが、私案です。
「他者の問題を冷たく他人事として見過ごさないで、自分の問題として捉える態度であり、しかも個人的な心情を抑えて、社会のあらゆる資源を活用しながら、危機状態にある人の人生の再建のために力を貸していこうとする姿勢である。」
模範的なケアマネの定義が存在しないからこそ、僕は自分の中の「福祉の心」に従って行動するようにしています。
もう一つ、僕がケアマネとして大切にしていることをここで紹介します。
介護保険は自立支援のサービスで、娯楽やリラクゼーションのようなサービスではありません。自分でできることはなるべく頑張りながら、それでも足りないところを援助してもらうというものです。ケアマネの仕事は日常生活の総合的なマネジメントです。ケアマネが直接的に関わることで解決するということはあまり良くないと思っています。自分が担当じゃなくなったらその人は困ってしまうからです。
例えば、
薬がなくなってしまった一人暮らしの利用者。その利用者には、近隣に家族が住んでいるけど、家族は仕事で平日不在のため、ケアマネが病院から薬を貰って、自宅訪問のついでに届ける。
日常的にこうした行為をするということは、親切心かもしれませんが、基本的にはケアマネの業務ではありません。(もちろん、緊急の場合だと話は変わってきます。)本当なら、家族が行くなりサービスを活用するなりして解決する問題も、「ちょっとしたことだから、私の家の近所だから」みたいな理由でケアマネの仕事を超えて過剰にやってしまうことで、その利用者や家族の持っている力を結果的にうばってしまうことになりかねないのです。利用者や家族がケアマネに依存しすぎて担当ケアマネが変わった時に「前のケアマネはこんなふうにしてくれたのに…。」となるのは良くありません。今ある課題を明らかにして共有し、利用者や家族のできる力を引き出したうえで、足りない部分をサービス、インフォーマルサービス、地域の力等でつなぎ合わせ、1人に依存したり偏るのではなくチームでフォローしていけるようマネジメントすることが重要だと思っています。
つまりポイントは
「The 協働力!」
だと思うんですね!
ちなみに「協働」とは
複数の主体が、何らかの目標を共有し、ともに力を合わせて活動すること
です。(Wikipediaより引用)
「協働力」は、わがことのミッションである中間支援、特に地域住民と直接的に関わる際にも大切なことなんじゃないかなと思います。
地域住民と対話する中で地域課題や問題を発見した時に、スーパーマンを呼んできて、問題解決!そのスーパーマンがその地域からいなくなるとまた問題勃発!?では話になりません。
地域住民の持てる力を引き出したうえで、課題に気づき、地域課題解決という目標にベクトルを向ける力や後押しが必要になってきます。直接的に動き、継続していくのは地域住民自身です。
僕は、地域づくりにも、高齢者支援にも、
「同じ目標の下、仲間と協働してチームとして進んでいく」ということが大切だと思っています。
一人一人の良さが出る様に、自分の得意分野を活かし、できないことは助け合い、チーム力を活かして今後もわがことらしさ全開でがんばっていけたらと思っています。
最後に僕の好きな名言を紹介します。
漫画『ワンピース』の麦わら海賊団のサンジの言葉です。
「お前にできねェ事はおれがやる、おれにできねェ事をお前がやれ!!!」
※最終章に向けてのワンピースが面白すぎてやばいです笑
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本当の最後にわがことからのお知らせです(笑)
今週末6月12日に、わがこと主催のイベント
「私からはじまるコミュニティワーク」Vol.3 〜わたしの活動自慢大会〜
を開催します。
ありがたいことに満員御礼で、現在は聞きたい方のみキャンセル待ちの状態です。
最新状況はホームページの確認をお願いします。
7月、8月もわがことらしく今できることを企画しています。
また順次お知らせしていきますね。ご期待あれ〜♪
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