樹海

昔々、あるところにマイケルとキャサリンが住んでいました。

「マイケル!あたし以外の女物の靴があるじゃない!どういうことよ!」

「キャサリン待ってくれ誤解だよ」

「まあ!往生際が悪い!隠そうとしたって無駄よ!この間パーティでワイシャツに口紅つけて帰ってきたわね、あなた、女の子がよろけてしまったから支えたときに付いたんだろうっていうから信じたのに!もういいわ、あたしたちもう終わりよ!」

「キャサリン、話を聞いてくれよ。ワイシャツは本当なんだ。」

「ふざけないでよ!」

そういうとキャサリンは川へ洗濯に行ってしまいました。

「クソッタレ!違うっていってるじゃないか!」

マイケルはむしゃくしゃして山へ芝刈りに行きました。しかし、マイケルが入ったのは自殺の名所で有名な樹海ではありませんか!

「ずいぶん遠くまで来ちまったがこれがジュカイってやつかい?ハハ、携帯も圏外だし磁石が機能してねぇや、参ったな」

(続く)

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