“長く受け継がれてきた日用品”それを伝統工芸品という。

500名以上の職人さんや関係者さんと対話をし、1000社以上の企業へ営業。商品の企画もしています。着物を携え、上海で工芸品の中国語通訳も経験しました。関連書籍も何百冊も読んでみました。

日本の各地域に根付く、特色ある『伝統工芸品』。
海外の方にも非常に人気があります。
なぜ人気なのか。以前、訪日していたオランダ人の友人に聞いたことがあります。すると、『伝統工芸品は日本文化の結集だから』と話してくれました。確かに、匠の技術、製作工程、各地域の気候、文化的背景、歴史など、あらゆる価値があり、今、日本国内でも再評価されています。デザイナーとのコラボや産地間コラボ、アニメとのコラボなど、あらゆる分野でのコラボレーションが見受けられます。皆さんも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
とはいうものの、この『伝統工芸品』。
皆さんは、伝統工芸品を紹介できますか?
聞いたことはあるけど、紹介は出来ないな、という方もいらっしゃると思います。日本文化の勉強や海外の方に紹介する際に、是非、お役に立てれば幸いです。

ではでは、伝統工芸品ってなに?

<一言でいえば>

“長く受け継がれてきた日用品”
です。
長いものでは1000年以上も前からの素材、技術で受け継がれてきたものもあります。それは、私たちの生活を支え、豊かにしてくれるものでした。見渡せば、きっと身近にあると思います。



<二言目に言うのであれば>

“生活に豊かさと潤いを与えるのが工芸品“
機械による大量生産されるものではなく、製品の持ち味に大きな影響を与えるような部分が職人の手により作られています。100年以上前から今日まで続いている伝統的な技術や技法で作られたものです。更に品質の維持や持ち味を出すために、主要な部分が100年以上前から今日まで伝統的に使用されてきた材料でできています。一定の地域において、ある程度の規模を形成してつくられてきたものでもあります。

≪最後に≫

伝統工芸品は、そもそもは生活必需品や、日常を彩る装飾でありました。習慣、生活スタイルが変化し、ひと昔前とは異なるものが生活に必要とされるようになりました。

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