春の着物
2006年3月15日 (水)
今朝の最低気温は氷点下でしたが、日中の暖かい陽射しに、拙家の白梅は八分咲きとなりました。
七十二候では「菜虫化蝶」(なむしちょうとかす)―。
気候がすっかり春めいて、幼虫が次々と蝶となり飛び交うころ、ということですね。
こう暖かくなると、そろそろ桜柄の着物を着てもいいかな…♪
桜の柄は、1年のうちで3~4月だけ着られる着物ですから、年甲斐も無く(←ここ重要)なんだか嬉しくなっちゃいます。
濃い紺地に、ところどころ白に近い薄~い桜色の花びらが、小さく小さく点々と縦に描いてある一枚と、黒地に薄墨桜が地味派手(笑)に描いてある一枚、桜の着物はこの二枚しか持っていないのですが、いずれも一目惚れで買ったお気に入りです。
帯も二本、白っぽい象牙色に色織りの入っているものと、銀鼠の地模様―。
仕事で着るので帯までの桜づくしはやめて、ちょっと地味な装いにするのですが、とことんまで桜を楽しむことにちょっと引いてしまう、やっぱり「ヘタれ」な女将でございますねぇ…。
この桜の着物のうち、黒地の方は外国へも持参しました。
ちょっとフォーマルなレストランや会合にも、着物はとても喜ばれますし、扱いが格段に良くなりますよ。
着慣れている分、かえって楽なくらいですし、畳めば小さくなりますから荷物もかさばりません。
ワンピースやジャケットやヒールのある靴や、そんな物を持っていくことを考えたら、着物一式の方がよっぽどコンパクトです♪
余談ですが私は、旅行に大荷物を持っていくのが大嫌い!!です。
以前、東南アジアに10日ほど出かけたときは、相方と2人分の荷物がスポーツバッグ1個に収まりました。
後輩には、「女としてそれはどうなんですっ?」と突っ込まれましたが、暑いとこですし、洗濯すりゃあいいんですから問題なし!
ヨーロッパへもトランク無しで行っちゃおうかと本気で考えましたが、相方がワインを持って帰るので必要だと言い張り、ほぼカラの状態で持って行きました。
国内のダイビング旅行ぐらいでしたら、機材以外はほとんど着の身着のままで出かけちゃいます♪
話しはだいぶ飛びましたが、春の着物、桜の着物、久しぶりに袖を通すのが楽しみです!
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