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柔らかく考える

たまには弱さをさらけ出した文章を書こうと思った。何か悩みや迷っているときにはきっと思い出すはず。

今日はお世話になった上司の方と久しぶりに話した。

会う前は特に悩みなんてなかった。ないと思っていた。むしろ久々にお会いできるタイミングだったので少しワクワクしていたくらいだ。だから話しおわった今、心がざわついている感覚がとても気持ちわるい。

気持ちわるいという感覚を少しずつ分解してみようと思った。

上司と対話して感じるのは、彼女は人を”みて”いるんだという点。悩みなんてないという、自分ですら無自覚だったことを見抜かれ、言語化して下さった。

考えてみれば、悩みがない人はいない。多かれ少なかれ何かしらの課題をもって生活しているもので、そのことを教えていただいた。

いかにしてその課題に向き合うか、対処するか、解決するか。

難しいけれど、逃げてはいけない。それは自身を成長させるための機会だと捉えていけばいいと教わった。

自分に興味がもてていない

聞いたときはもちろん、自分が気づかなかったことでさらに悲しくなった。僕は人に興味を持っているようにみえてそのフリをしているだけだった。自分にすら興味をもてていないから。

例えば、周りの友人が僕の評価や印象を聞いたとき、なんて答えるだろうか。僕は考えただけで怖くなった。誰かに評価されることも、誰かから僕のイメージを聞くことも。なんて言われるかわからないから。

そのことをなぜ自分から聞けないのか。自分が友人に対して心から向き合っていないからだと思った。表面だけで付き合っているかも。仲を取り持つことに必死になっているんじゃないかと。実際そう。

他人から嫌われることが嫌いで、回避してきた。いまでもその節はあって、目の前に壁があるととっさに避けてしまう。この場でその話をしたらおそらく空気が悪くなるだろう、と思ったときには先読みして別のプランを立ててしまう。自分を殺した、誰も幸せにならない案。

視野が狭い

迫られると途端に視野が狭くなる。たくさんあったはずの選択肢が一気になくなり、0か1かで判断してしまう。あまりによくない。過呼吸のような状態でこの場を乗り切ることだけにフォーカスする思考の一本道が生まれる。

ロールモデルがいない

「かっこいい」や「すごい」と思うことはある。ただ自分の中にはいないから、こういう人になりたいってはっきり言えない。すごいって思う人はたくさんいるけれど、どこか自分と離れて見ているなと思って、理想の像にはなっていない。

答えを求めたがる

意図を聞くつもりが、答えを聞いてしまっている。答えがあると思っている。答えはあるとは思っているけど、その過程で自分の頭で考えることをサボっている。最短で求めようとするから、楽をしようとするから、頭を使うことなく問題を解くことが多い。クセになってしまった。

予定調和を壊す

だから組み立てた計画を壊していこうと思った。レールの上じゃなくても、描いた通りに生きていたら不測の事態で動けなくなる気がする。ある程度、描くことも大事だけど(exキャリア)、そこには不確実性も含まれていると自覚した方がいいなって思った。思い通りにいかなくても、そのルートを楽しむ。

今日は降りるつもりのない駅で降りてみた。まっすぐ帰るつもりだったけど、寄り道をしてみた。買うつもりのなかったCD、食べるつもりのなかったラーメンも。ごく日常的で生活の動線上にあるものばかりだけど、生まれた無駄から楽しむことを覚えた。

後悔はなく、どう楽しむかを考えながら帰路に立った。

取り憑かれた考え方から「常識を疑う」まで

考え方は取り憑かれている。この固い頭が一番厄介で、難しいところ。今までの思考や行動だと、当たり前で安全な道しか選べなかった。手の届く範囲でしか動こうとしなかった。

しかし、それもすでにガタがきている。言われたとおりのことだけをやって過ごせるほど現実や社会は甘いものじゃないって教えていただいた。

まだ学生。そのことについての理解は浅い。たぶん、イメージしろって言われたところで、できるキャンパスは持ち合わせていないと思う。だからリスクをとるしかない。

「覚悟ってなんですか?」と聞いてみた。

僕には覚悟の意味、その言葉が持つ重みを知らなかったから聞いたけど、それも未知の領域だから、自分で体験するほか知る術はなかった。

わからないから聞く、のはある種正しくて、いまはググれば答えが出てくる時代だから、さほどわからないことはないと思う。

それとは別に、体験は探してもわからない。というか見つからない。

身を以て、体に与えないと、その真意には辿り着けないことを教えていただいた。僕が上の質問をしたのも、その影響で、実体験が伴っていないからわからないことだと思った。

経験を得ることで靄が晴れる。そのことを意識して進まなくてはならない。

わからないことに出遭ったなら、それは機会と捉えること。どちらに転がっても自分に経験になる。何もしないことが一番怖い。

もっと教えていただいたことがあるけど、一旦ここまでにする。また来週かく。忘れてはならないことばかりだから、何度も噛み締めて心体へ。

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