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名刺をどうぞ

はじめまして。「wact co.」のタクハチです。

少しでも興味を持ってくれたあなたへ、この記事を名刺代わりに。減るものでもないので遠慮せずお受け取り下さい。

※これまでの短編9話のまとめ、10話目です!

1.wact co.って?

Q:わくとこ って なんですか。

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よく聞いてくれました。「wact co.」って、一言で表すと”俳優コミュニティ”です。

このあと詳しく書きますが、大学生活の120%を俳優活動に捧げた僕が「俳優を目指す仲間たちの居場所をつくりたい」と思ったのが始まりです。

「wact」は、wa(輪)+act(芝居)の造語です。

”act(芝居)に関する多くのことを伝えたい。
それも、ただ一方的に発信するための場所じゃなく、集まった仲間そのひとりひとりが参加して創られていくwa(輪)のような空間で。
そんなco(community=居場所)があれば、ずっと演者であり続けられる。”
”知って、つながって、ずっと”

目指すのは、こんな”俳優コミュニティ”です。

2.それで、タクハチって?

誰がやってるんだ。って話ですよね。

この記事では、関係のないことは省いて、俳優としてのタクハチを主にお話しします。…宣言しておかないと確実に脱線するので。

episode1 ~メザメル~

遡ること、4,5歳の頃。両親が共働きで”ひとりでお留守番”をすることが多かった僕は、専らテレビを観て過ごしていました。

夕方ってよくドラマの再放送が流れているんですが、その時に放送されていた「ブラザービート」のワンシーンが目に止まりました。速水もこみちさんと浅見れいなさんのシーンを観て、ビビッときてしまったのが運の尽きです。

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「これ、やりたい。」

ブラザービートのブの字も分からない子供ながらそう思いました。不思議なものですが、長い年月が経った今でもあの衝撃は鮮明に覚えています。

それから時は流れ、小学校〜高校までは人として成長したいといろんなことを経験して(※この頃の想いや経験は「たくはちって?@イチ」に記載!)晴れて大学生となった2012年、18歳から俳優活動を開始しました。

余談ですが、日芸の演劇コースを目指すため両親に俳優を志す旨を伝えたところ猛反対を受けたため、一般の大学を受ける代わりに学生生活を自由にさせてもらう約束をしました。

episode2 ~ブツカル~

「よし!これでやっと俳優活動を始められる!」と夢も期待もやる気も膨みました。

しかし、息を巻いたのも束の間に「あれ?俳優を志すって何をすればいいんだ…?」と思います。
はい。記念すべき最初の壁です。

Google先生に「俳優 なり方」と聞いてみたものの答えを教えてはくれません。身の回りに同じ夢をもつ仲間もいないので聞くことができません。ここで気付いたことは、

俳優になるための教科書はない

ということです。志望大学に入るためには必死で決められた教科を勉強します。免許を取るためには教習所に通って教習本を読み込みます。決して軽視しているわけでなくHOWTOってあるよね!というお話です。

俳優を志すという道にはそれがない。

これがまだ駆け出してもいない頃、最初の最初に感じた率直な感想でした。

とはいえ夢を実現するために、とにかく行動するしかないので考えてみました。

episode3 ~ウゴク~

「事務所に入ればいいのかな?」

この時の僕は、小学校の理科で習った直列つなぎのように短絡的な答えを出しました。

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ここから、芸能事務所の情報を集めては、腱鞘炎になるほどオーディション用紙を書き殴る日々が始まりました。大袈裟でなく本当にそのくらい書きまくっては送っていました。

事務所のオーディションと並行して、エキストラに応募して現場に足を運びました。

でき得る限りで調べた出演オーディションも受けました。

お金を払ってお芝居の勉強もしました。

こうして動いてみてはじめて、曖昧だったものが少しだけ形になってきて、いろんなことを知ることができました。

・事務所にもいろんな種類がある
・僕は選ばなかったけど養成所ってものもある
・有名になった人のキャリアステップ
・オーディション用紙の写真は超大事
 書き方も超大事
・エキストラってなんぞや
 やった方がいいって人とそうじゃない人がいる
・お芝居の勉強する場所をワークショップと呼ぶ
 これにもいろんな種類がある
・俳優仲間との出会い方
・監督/プロデューサーとの出会い方
・僕らが意識すべきエンタメ業界のイロハ
・出演オーディションの探し方/受け方
・仕事のもらい方
・生活
・お芝居って楽しすぎる!!!!!!!!!!!
                    ...etc.

兎にも角にも、動いて、知って、考えて、また動いて…その繰り返しでした。

そして、少しずつ実り始めました。

episode4 ~カタチニナル~

とあるオーディションを受けていた時に、中年の男性が声を掛けてくれました。

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「君、いいね。」

この業界で、まことしやかに囁かれている魔法の言葉「キミイイネ」です。待ってました。

その人こそ当時所属していた事務所の社長です。

事務所に所属してから、個人では受けることができなかったオーディションや仕事もできるようになりました。

監督や演出家、脚本家を招いてのワークショップもあったので多角的にお芝居を学ぶこともできました。

全く大したものではないですが、この大学時代の主な芸歴を一部抜粋しておきます。

ドラマ
失恋ショコラティエ スタッフ役
ビターブラッド 刑事役
医師たちの恋愛事情 店員役
27時間TVドラマ 分かりやすい女 ピース綾部役
デスノート 侍役
CX松本清張SPドラマ 1年半待て マスコミ役
映画
日向寺太郎監督作品 サトーを待ちながら 主演
インザヒーロー ホテルマン役
CM
TOYO-TOWN
NEC 長編CM 主演
参天製薬 メインキャスト
Air bnb
プルデンシャル生命 長編CM メインキャスト
DVD
千葉教育TV メインキャスト(小野真弓さん他…)
モデル
Mens non-no スナップモデル
WS
シネマプロデュースWS
DD-WorkShop
フェイスプランニングWS
近藤芳正さんWS
その他多数
                  一部抜粋

「演じることで対価をいただく」

当たり前のことですが、仕事としてお芝居をするようになり責任と意識が生まれました。とにかく演じることが楽しくて仕方がありませんでした。

有名になったわけでも、それで生活ができるわけでもありませんでしたが、右も左も分からない頃から少しだけ進んで、少しだけ形になったのが、何より嬉しかったのを覚えています。

episode5 ~シンロ~

僕は四年制大学に通っていたので、4年生にもなると合図でもしたかのようにある言葉が飛び交うようになりました。

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「シュウカツドウスル」

俳優として仕事はいただけていましたが、現実をみると、それだけで生活することができる状態ではありませんでした。頭が爆発して髪の毛がクルクルになるほど悩みました。元々天パですけど。

真剣に悩んで、悩んで、結果としては、社会人になってみることにしました。

でも、俳優は続けようと決めました。

現実的な部分はもちろんあります。でもそれだけじゃつまらないのでこんなことを考えてました。

「社会人になって資本主義の知見を深めることで好きなことを続ける、俳優というモノに関わり続けるためのヒントを掴もう」

「この期間で俳優関係の繋がりを広げよう」

「空いてる時間でワークショップに行って芝居を学びまくろう、あわよくば出演もしちゃおう」

こうして、でき得る形で俳優というモノに携わりながら、社会人として活動する日々が始まりました。

episode6 ~ソシテ、イマ~

大学を卒業して、社会人として働き始めて4年目に突入しました。

休日や長期休暇を自分で決められる環境だったので、いろんなワークショップに行って、お芝居の勉強をたくさんしました。多くの繋がりをつくることもできました。ありがたいことに出演の依頼がある時は現場にも行きました。

”episode5”で考えていたことに良い形で向き合えたと思います。だから、

4年目、社会人を辞めました。

いろんな解釈があると思いますが、僕は俳優というモノに関わっていくうえで、社会人経験をして良かったと思っています。

その期間中にできたことも勿論ですが、得てして夢とは対極に位置する社会に身を投じたからこそ資本主義の仕組みを知ったこと、夢と対極のそれを知ることが可能性を広げる方法だと気付けたこと、結果として俳優というモノに関わり続けるためのヒントを得たこと。

こういう経験をした僕だからこそ「wact co.」で伝えられることがあると思っています。

それからもうすぐ1年が経過しようとしています。社会人経験を活かしてまた違った形で生計を立てつつ、俳優としても同じように活動しています。

そしてもうひとつの夢であるこの「wact co.」をスタートしました。

3.wact co.のレシピ×カイチョウ

「wact co.」はどのようにして生まれたのか。

「wact co.」ができるまでの”レシピ”と、とある欠かせない人物”カイチョウ”についてお話しします。

今になって考えると、俳優を志した最初の最初、そう「俳優になるための教科書はない」と知ったあの頃から、小さな想いの芽はあったのかもしれません。

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2012年から始まった俳優人生で、いろんなことを経験して、知って、見てきました。

誤解を招くような言い方だと思いますが、あえて率直に言います。この業界「すごく閉鎖的」だと感じていました。

始めて間もない頃に感じた「俳優を志すって何をしたらいいんだ?」という疑問。ヒントも答えも時間をかけて探るしかありませんでした。

芝居を学ぶための場所、仲間と出会うための場所だって最初は何も分かりませんでした。

どんなビジョンを目標に定めるか、その選択肢がよく分からない。どんなルートがあるのか、自分には何が合ってるのか、それもよく分からない。

オーディションや仕事を貰うようになっても業界の中の情報は、決して外に出るようなものではないと感じました。

よく言えば「つながりの世界」です。

でも、アナログすぎる業界では、ある程度の場所まで辿り着くために時間と労力が掛かりすぎるんじゃないかと思います。

そのために離れていく仲間たちを何人も、何人も見てきました。もちろん、これから目指し始める仲間にも不安が付きまとうと思います。

大好きな場所だからこそ、それを変えたいと心のどこかで考えていたんでしょう。

「俳優を目指す全ての人たち」のために居場所をつくりたいと思うようになっていました。

自分自身、俳優を志したばかりのあの頃、本当に何も分からなくて不安だったから。
必要なことを知るためには時間がかかるから。
時間ばかりが過ぎて俳優という夢から離れていく人たちを見るのは苦しいから。
ひとりには限界があって、リアルな接点が必要だから。
同じ夢を目指す仲間が集まれば、なによりも強い支えになるはずだから。
これから目指す・駆け出したばかりの仲間たちが持つ抱える不安が痛いほど分かるから。

それが僕の夢になりました。

そんな想いを、夢を、いつも親身に聞いてくれている人が「力になる」と言ってくれました。

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その名も「カイチョウ」です。

最初に話しておくと、彼は俳優ではありません。その経験もありません。それどころか、大企業で旅に関わる仕事をしています。

でも僕の夢に賛同してくれて、力になると言ってくれました。僕は、俳優じゃない彼だから、また違った視点で、忌憚ない意見、新鮮なアイディアをくれると思っています。

「閉鎖的な世界」に新しい風を吹かせてくれると信じています。

何より彼は、かなり面白い。今後のコンテンツにも登場してくれるので、ぜひ楽しみにしておいて下さい。

想いもハッキリした。カイチョウもいる。

”前進するための秘訣は始めることだ”
「トム・ソーヤーの冒険」著者もこう言ってる。

「さぁ、始めよう」

こうして「wact co.」はできました。

4.wact co.でしたいこと

やりたいことが本当にたくさんあります。キリがないです。全て挙げたら1008個位になります。

まず、僕がこれまでの俳優人生で得たものを余すことなく伝えます。

知識も、技術も、人脈も、考え方も。経験全て。

僕の俳優仲間にも伝えてもらいたいと思います。そして仲間の仲間からも…どんどん、たくさん!

「興味はあるけど分からない」
「始めたいけど分からない」
「始めたけど分からない」

まずはそういう人たちの不安がなくなるように。

俳優に関することだけではありません。社会人を経験したからこそ得た”好きなことを続ける、俳優というモノに関わり続ける”ための考え方も、伝えていきます。

ワークショップを紹介したり、監督やプロデューサーと関われる機会を設けたり、オーディションを案内したり、リアルな接点もつくっていきたいと思います。

そして、ここがいちばん大切です。

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俳優を志す仲間を集めたい。

ただ一方的に伝えたいってわけじゃないんです。この場所は”コミュニティ”だから。

集まってくれた仲間たちで互いにまた伝え合う。その輪がどんどん広がり【生きた情報=リアル】が集まる場所になる。

”みんなで創る”

それが「wact co.」の目指す形です。

”そういう居場所があれば、ずっと演者であり続けられるんじゃないか”

”知って、つながって、ずっと”

何度でも言います。これがいちばん大切です。

僕の主観ですが、これまでの俳優コミュニティは必要な時に利用するだけという「ツール」としての価値が大きかった。だから「寿命」という概念が強くありました。

だからこの場所は「消費されないコミュニティ」にしたい。このコミュニティ自体が「目的」になることで、「生涯」で関わる視点をつくりたいと思っています。

そうなれば、駆け出しの仲間たちだけではない、「俳優を目指す全ての人たち」のための居場所になり得ると思っています。

コミュニティに参加してくれている仲間たちでの情報交換・意見交換はもちろん、お互いの芝居を共有したり教え合ったりもいいと思います。

将来的な話をちょっとだけ。

ワークショップの代理紹介
監督やプロデューサーとの接点づくり
プロフィール写真を撮影するカメラマンの紹介
座談会やワークショップの自社開催
地域性を活かした活動
コンテンツへ直接つなげる
「wact co.」内で独自コンテンツ制作
                   ...etc.

ほんの一部ですが、ここまで発展させていきたいと思っています。

情報が集まる場所?
足りない。
リアルな接点がある場所?
まだ足りない。
繋がりをつくれる場所?
それでも足りない。

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人が集まることでその全てが実現し、そのひとつひとつが関わってどんどん進化する。循環する。

”知って、つながって、ずっと”

です。

5.他にもいろいろ

そろそろ集中力の限界ですね。安心して下さい。もう終わります。

「wact co.」は、noteだけじゃありません。

コンテンツの配信
・instagram
・note
・Twitter
・YouTube

コミュニティの運営
・Facebook

現状、これらの媒体を使って進めていきます!
あとでもっと増えるかもしれませんが。

ある程度のコンテンツが出揃ったタイミングで、全てを集約したHPも作成するつもりです。

楽しくみてもらうために、YouTubeでは、俳優に関わるコンテンツは勿論のこと、オモシロ動画もあげていきたいと思ってます。

ぜひ楽しみにしていて下さい!

6.最後に(まとめ)

最初からこの目次に飛んできたアナタ。怒らないので大丈夫です。

「wact co.」は”俳優コミュニティ”です。
タクハチは俳優です。いろいろやってきました。
「wact co.」では、一方的な情報発信を目指していません。仲間を集めて、そのみんなで伝え合います。その輪を広げ、生きた情報、リアル接点、仲間とのつながりが生まれていきます。
将来的にはもっともっと発展して、いろんなことをやっていきます。
いろんな媒体でコンテンツの配信をします。

最初から読んでいただいた方も、この目次からの方も、とにかく少しでも興味を持ってくれて本当にありがとうございます。

そんな人たちに最後にお願いがあります。

「wact co.」は仲間が集まってくれてこそ本当に大事なことが実現していきます。

まだ始まったばかりです。人間でいう首も座っていない赤ちゃんです。

きっと参加する方だって、これ大丈夫なのかって不安だと思います。

でも、きっと良いものにしていきます。

だから、まだ仲間たちが集まっていない今から、ぜひ参加して下さい。

参加してくれたひとりひとりを僕は忘れません。

少しずつ仲間を増やして、必ず良いものにして、参加してよかったと思える場所をつくります。

その最初のひとりになって下さい。

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございました。

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P.S.

最後の最後に1番大切なことをお伝えして終わりにします。読み方は…
【わ↓く↑と↑こ↑】です!


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