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海と碧 umi to ao

海とガラス

海に対する憧れのようなものがずっと心のなかにあります。


きっかけは小学生の頃、家族旅行で初めて訪れた沖縄。
白い砂浜と青い海がきれいで、海で泳ぐことが心地よくて
家族みんな沖縄が大好きになりました。

本当に初めて作ったガラスが、この時の琉球グラスでした。

全然覚えてないのですが、
自分で作った(ような感じだった)という感動がすごくて、
このグラスをずっと大切に持っています。

海の色、その風景の色は、私の記憶に鮮明に残り
ガラスに対する憧れも同時に抱くようになったんだと思います。

お気に入りのシーグラス。魚のヒレの跡(?)がガラスに残っている。


手のひらとガラス

わたしとガラスの思い出をもうひとつ。

小さい頃、たまに神戸に連れて行ってもらうと
必ず向かうお店がありました。
そこは、繊細なガラス人形の専門店でした。

少しずつ集めていく満足感、お店で感じる高揚感。
海で貝殻やシーグラスを拾うように、
探していた宝物に出会うような感覚でした。

ガラスという愛おしい素材。


海と手紙

中学生の頃くらいに、家族でたまたま立ち寄った画廊がありました。
展覧会の度にご案内が届くようになったので、
私はそれを楽しみにしていました。

ある日、いつものように届いた手紙。

海の色や繊細な絵のタッチ、写実的なのにイラストのようなポップさがあり
この絵がすごく好きになりました。
鈴木 英人(すずき えいじん)さんという画家の方で、
リトグラフ(版画)という技法を使い、多く海をモチーフにした作品を制作されています。

技法について、武蔵美のとても丁寧な解説ページがありました。


こうやって画集をめくっている時間が
暖かい海の中にいるように心地よかった。

好きな絵があって、好きな色があって
私もどこかで自分らしい色を探している。

大切に集めている宝物のような
そんなものを作れるようになれたら…という
漠然とした憧れが私の未来となったのは
予想もしていなかったことです。

碧は、緑がかった青。
水と光の反射する中にある、その色に心が動くのは
子どもの頃からずっと変わらない。

きっと海への憧れが、いつも奥底にあるから。

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宙吹きガラスでハンドメイドテーブルウェアを作っています。1988年 兵庫県生まれ。武蔵野美術大学卒、富山ガラス造形研究所卒。都内のガラス工房に5年勤務し、現在はフリーランスで活動しています。
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