見出し画像

ゲームについて語りながら、バタースコッチシナモンパイを作る

私は決してそんなにたくさんゲームをやってきた方ではない。というか小さい頃から親にそういうのをかなり制限されてきたから、世の同年代の人と比べても多分プレイしたゲームは全然少ない方だと思う。現に私のスマホにはゲームアプリが1つもインストールされてない。アプリのインストールを親に制限されているから。こんな歳にもなって情けないよくそが。

でも、そのやってきた数少ないゲームの中でもかなり心に残ったというか、痺れたものはあった。それを今日は紹介しながら、それに関する料理をしていこうと思う。

大前提として私は特に、レトロなドット絵RPGが大好物である。

家に父が昔買ったSFCがあり、カセットも有名なものがたくさんある。例えば

・クロノ・トリガー
・聖剣伝説
・ドラクエI〜VI
・スーパーマリオRPG
・新桃太郎伝説

など。(他にもたくさんあるよ)

なんでかプレステの初代とそのソフト(ドラクエ7とかFFとか)まである。ちゃんと起動したことないけど。

父は真面目だったがゲームが好きで(一度父のドラクエのぼうけんのしょを覗いたらパーティ全員Lv99だしほぼ全員はかいのてっきゅう持ちだった)、私はよく父の部屋で一緒にゲームしていた。

よく覚えているのは、ドラクエ(確か6だった)で、レベルが雑魚すぎたのにシールドこぞうが一気に4体出てきてボコボコにされたのと、夜までやってたら母が部屋に来て父と共に怒られたこと。今となっては楽しい思い出。ちなみにドラクエで一番好きなのは5。

こんな感じで小さい頃からSFCをかちゃかちゃやっていた私は、最近の「グラフィックが滑らかで綺麗な3Dのゲーム」よりも「ゴリゴリのドット絵で2Dのゲーム」にすごく魅力を感じる。というか、もうドット絵見て興奮する。

そんなわけで色々なゲームをちょこちょこやってきたが、SFCで一番楽しかったのが

MOTHER2

画像1

「MOTHER2 ギーグの逆襲」
1994年8月27日に任天堂より発売された、スーパーファミコン用のコンピュータRPG。

3人の少年と1人の少女が世界中を駆け巡り、宇宙人の「ギーグ」の地球征服の野望を阻止するために戦う、MOTHERシリーズ第2作目。

コピーライターの糸井重里氏がゲームデザインとシナリオを手掛けており、キャラクターのセリフから町外れの小さな看板に至るまでセンスの光る、もう心があったかくなるような言葉ばかり。ラスボス戦ではめちゃくちゃ泣いた。ちなみに、父のセーブデータはやはり全員Lv99だった。

画像3

そしてMOTHER2を好きになってから少し時が経って、なんとなくネットを見ていたら、なんだかすごくMOTHERの香りが漂うゲームを見つけた。そして蓋を開けたら、それがとんでもないやつだったんだよ。もちろんいい意味でね。

UNDERTALE

画像2

「UNDERTALE」
インディーゲームクリエイターであるToby Fox氏が開発したコンピュータRPG。

キャッチコピーは「誰も死ななくていいRPG」。モンスターたちの住む地底世界に落ちてしまった人間の子どもが、地上に帰るために様々なモンスターと出会い、ふれあいながら冒険をする。もう気づいてるかもしれないけれど、私はハートフルでクスッと笑えちゃうようなRPGが大好きなので、もう一撃でやられた。実際にやってみればわかるこれは神ゲー。それに音楽がめちゃくちゃに良い。ちなみにこれも何回泣いたか分からない。

画像4

本題

Undertaleにて、ゲーム内のとあるキャラクターが主人公のために作ってくれる最強アイテム(HP全快アイテムはこれ1つのみ)。知ってる人なら誰もが一度は食べてみたくなっちゃう憧れの食べ物…

バタースコッチシナモンパイ!!!

でも売ってないし…(たぶん)…

じゃあ作ろうか!!!

って事でよっしゃ作ろうバタスコパイ。実は2度目なので前回の反省を生かして色々考えて作った。

《材料》(21cmタルト型)
卵(卵黄と卵白に分ける)・・4個
砂糖A・・・・・・・・・・・50g
砂糖B・・・・・・・・・・・大さじ2
砂糖C・・・・・・・・・・・大さじ1〜2
バター・・・・・・・・・・・40g
シナモンパウダー・・・・・・小さじ2
コーンスターチ・・・・・・・大さじ2
牛乳・・・・・・・・・・・・100mL
生クリーム・・・・・・・・・200mL
冷凍パイシート・・・・・・・2枚
(あれば)はちみつ・・・・・大さじ1
(あれば)粉糖・・・・・・・適量

タルト型にバターorマーガリン(分量外)を塗る(くっつかないように)(これ重要)。

パイ生地は空焼き(パイ生地だけ先に一度焼いておくこと)してもしなくても良い。今回は、空焼き有りルートでいってみる。空焼き無しなら、型に抜け目なくバターを塗ること。

パイシートを常温に戻して厚さ3mm程度に伸ばし、フォークで適当にぷすぷす穴を開ける(膨らみすぎなくするため)。伸ばしたパイシートをタルト型に敷き、空焼き無しならそのまま冷蔵庫で休ませておく。
空焼き有りなら、適当な重石を乗せて(私は今回パイ用のアルミの重石を敷いたけど、パウンドケーキの型を乗せて焼いた事もある。生米やアルミホイルでも代用可能らしい)200℃に予熱しておいたオーブンで15分くらい焼く。焼けたら外に出して冷ましておく。

バタースコッチシナモンのクリームを作るよ〜

①牛乳、生クリーム、砂糖Bを同じ容器に入れて電子レンジか鍋で温めておく(沸騰させたらダメ)
②砂糖Aと水大さじ1を鍋に入れ火にかける。混ぜない。端の方の色が変わってきたら鍋をゆすって焦がしていく。このとき、べっこう飴ぐらいの色なら甘い、しっかりカラメル色ならほろ苦い仕上がりになる。ここはお好みで。今回私はコーヒーと一緒にいただこうと思っていたのでべっこう飴ルートで。
③ ②にバターを入れてヘラで混ぜる。バターが溶けて混ざったら①を入れ、沸騰直前(ふつふつする程度)で火を止める。(バターを入れた時、間違っても混ぜたヘラを指でチョンとか舌でペロとかやらないこと。冗談抜きで170℃ぐらいあるから火傷する
④ 「大きめの」ボウルに卵黄、シナモンパウダー、コーンスターチを入れてよく混ぜる。③をこのボウルに流し入れて(だから大きめのボウル)、泡立て器で混ぜる。(ダマやムラになりにくくなる)
⑤ ④を、さっき砂糖を加熱した元の鍋に戻して弱火にかける。ヘラや泡立て器で底から混ぜる。だんだん固まってもったりしてくるので、全体が固まって持ち上げてもビタビタ落ちないカスタードクリームみたいな固さになったら火を止め、冷ましておく。(はちみつを入れるならこの時。泡立て器でよく混ぜる。ちなみに私は暇だったのでクリームを冷やしつつ裏ごしまでしてしまった)クリームが冷めるまで時間があるので、このぐらいの時からオーブンを180℃に予熱しておこうね
⑥ ⑤でできたクリームを冷ましておいたパイ生地に流し、予熱しておいたオーブンで20分〜25分焼き、焼き終わった後もオーブンの扉を開けないでそのまま20分放置する。(オーブンの種類にもよるので焼き時間は調整)
⑦これでもう完成なんだけど、もったいないし私はオタクなのでゲーム内でのグラフィックに似せたくなってしまった。なので余って泣いてた卵白ちゃんをハンドミキサーでまぜつつ砂糖Cを3回に分けて入れてメレンゲを作り、完全に冷ましたパイの上に乗せる。(この時バタスコ部分を隠すように、まるーくきれいに乗っけるとゲームのグラフィックに似る。オタク)あればメレンゲの上に軽く粉砂糖をふりかけ、200℃に予熱しておいたオーブンで5分ぐらい焼く(焼き色がつけば良い)

完成!!!!!!!!!

画像5

画像6

◯感想・反省・考察

べっこう飴やカラメルの香ばしさとシナモンの香りの両方に包まれる。裏ごししたのでなめらかさも前回よりアップしている。もう幸せ。メレンゲは甘すぎないのでちょうど良いバランス。そしてブラックコーヒーにとてもとても合う…!

今回はコーヒーと合うようにしたかったのでべっこう飴色+砂糖多めで作った。
前回はカラメル+砂糖少なめでやってみたんだけど、結構苦さが目立つ感じだった。紅茶が合うかもしれない。甘すぎるのはちょっと…って人は、砂糖Bの量で調整してもいいかもしれない。

パイ生地のから焼きはやってもやらなくても良い。が、前回、これが原因かと言われたら微妙だけれど、から焼きせずに作ったらタルト型の底にパイ生地が完全にくっついて取れなくなり、ナイフでこそげ取るようにパイを剥がそうとしたら中のクリームが露出するという事件が起きたのでやっといた方が良いと思う。こういうのを防ぐためにも型にバターを塗るのは必須。

あと、クリーム流し込んで焼いた時になんでか謎の甘い汁(味は焼きプリンの底にある、水っぽいタイプのカラメルソースの苦さ控えめみたいな感じ)が出てメレンゲ-バタスコの境目をびちゃびちゃにするしパイ生地の底面をがっちり固めていくので、なんか適当な薄いスポンジみたいなのを挟んだら吸ってくれるかもと思った。面倒だから多分やらない。時間が経ったら底面のカチカチ加減も緩和した。

ということで、とにかく美味しい。それに部屋中シナモンの香りになって幸せ。
ゲームを知ってる人も知らない人も作ってみてはいかがでしょう?

食べたらきっと決意がみなぎってくるはず。

(わかりづらいレシピでごめんね)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?