ワンダフル通信<2020.07.22>

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「Sundayカミデの魔法の話」

16歳の頃、地元の駅前で包丁を持った血だらけの男に追いかけられた事がありました。


急に現れて、僕を見るなら迫って来たのです。僕は近くのコンビニに走って逃げました。コンビニになら、何か武器になるような物があるだろうと言う算段です。


例えば、傘とかです。

しかし、そんな事より身に覚えがありません。

絶対!俺じゃない!


僕は、叫びました。


しかし、コンビニの中まで入って来ます。

もうアレを言うしかない。


僕は、最終手段に出ました。


僕達には、地元で困ったらこれを言えという合言葉があります。

僕は、祈りを込めて言いました。

「フコノー!」

血だらけの包丁男は、ピタリと止まってコンビニから出て行きました。

そうです。

バルスよりもバルス。

ルシータ•トゥウェルウブラピュタよりもラピュタ。


それが、フコノです。


先人の教えは、やはり大切にしなければなりません。

代々、深野中学の先輩達が作り上げて来た魔法の言葉です。

僕も、そののち深野中学出身であると言う事は、誰にも負けれないと言う気持ちで10代を過ごしました。


まだ見ぬ後輩が、魔法の言葉を使えるように。

何年か前に、地元のコンビニで僕達よりも3つ歳上の、僕らの中では伝説の人とバッタリ会いました。

当時は、ジャックナイフと恐れられていた人です。

僕は、少し頭を下げて挨拶をしました。

すっかり、いいオジさんになってたその人は、僕に近寄って来ました。

緊張が全身に走ります。

カミデか。久しぶりやなぁ。


お久しぶりです!

とても、丸くなった笑顔でその人は、僕を見ていました。

と言う事で、言ってみました。

ジャックナイフ!

その人は、言いました。

違う!違う!そうじゃない!


フコノのジャックナイフや!


そうなんです。僕達は、いくつになってもフコノなんです。フコノを忘れてはいけません。

フコノのジャックナイフは、そう言って真っ黒なでっかい車に乗って行きました。

僕達だけの合言葉。


今はもう、誰にも使われる事のない魔法の言葉です。

因みに、普通に暮らしてたら全くもって不要です。

なので、僕もフコノを使ったのは、3回ほどです。18歳の頃からは、1度も使っていません。


しかし、今でも包丁こそ持っていませんが、ネットでやりたい放題してる人達がいます。


同じくらい、恐い事です。

ウィルスやネット。


見えない敵と闘う時代なのかも知れません。

いずれ、誰かにとっての魔法の言葉になりたいものです。


平和 to the people!


Sundayカミデ

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俺なりのちっちゃい胡桃パンチーズトースト

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ちっちゃい胡桃パン見つけました。


今まで、何故出会わなかったんだろうと今になってはそう思います。


あんなに可愛いらしくて、凄く栄養価が高くて、ずっとそこにあったのに。

僕がよく買うパンの横にずっとあったんです。

高校生の頃、産まれたてのちっちゃい子猫は見つけれたのに。

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2時間おきにミルク。


3時間おきに、おしっことうんちを出させます。産まれたてなので、僕がやらねば子猫達は死んでしまいます。


お母さんになる覚悟を持て!


と、白いお髭の獣医さんから最初に言われました。なので、目一杯にお母さんになりきりました。

ティッシュで、チョンチョンと刺激してあげると、おしっこが出ました。とても少ないおしっこの量がとても愛しかったです。

ちっちゃい子猫を2匹、生後4ヶ月まで育てました。寝る時は、2匹とも丸まって小さなダンボールの中で寝息を立てていました。


1番可愛い頃に2匹とも、貰われて行きました。

そんな事を思い出した、ちっちゃい胡桃パンチーズトーストでした。

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question
サンデーさんが恋人に求める第一条件は何ですか?

answer
何も期待しなくていいのが恋人の素晴らしいところです。好きとは全てを内包します。

解説
僕達は、たくさんのものに条件を求めます。
駅近や、お給料、間取りや、個室。
日々、自分の条件に見合ったものを探しています。

しかし、人には条件を求めないのが幸せの秘訣です。


出会って、何故か好きになって、一緒に過ごすと嫌なところも発見して、それをお互いが譲歩しながら、気づけば最高の条件をもった2人になっていると言うのが、恋人だと思います。

そしてもし、誰かを好きになれない時は、自分を好きになる努力の時です。

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林未来彦(Sax)93年の唄
初演奏は心斎橋にクアトロがあった時でした。ライブの最後に新曲です!と,Sundayが自らアコギを持って弾き始めたときから12分30秒。見たことがない風景なのに、なぜか目の前に浮かび上がる情景を紡いでいくうちに過ぎ行く時間。ライブハウスでまたこうした光景を味わえる日が来ますように。

アツムワンダフル(G) 平和 to the people!!!
ワンダフルボーイズの前身バンドである「しゃかりコロンブス。」を初めて観たときに衝撃を受けた曲でこのバンドでギターを弾きたいと思った曲です。
タイトルの平和 to the peopele!!!という言葉は一度聞けば誰でも口ずさめるし、みんな1つになれる言葉だと思っています。
そして、この言葉をいつも求めています。

ニーハオ(B)ミュージックレボリューション
ワンダフル速い曲組。
この曲はほとんどずっとベースソロを弾いているような感覚です。一時期はライブの一曲目でしたね。少し大変ですが弾き甲斐のある曲。MVはサンデーさんがラクビーをしてる映像と、Lovesofa15周年のなんばHatchでの映像が使われてますね。映像にでてくるRockの綴りが違う気がするのはここだけの話。

番長(D)ロックライダー
この曲は、サンデーの高校の後輩であり、僕の高校の先輩でもある人にあてた歌。
僕にとって凄く大切な、憧れの先輩で剣道部の一つ上の部長。
そして、その魂を受け継いで僕が剣道部の部長になった。
なので凄く思い入れがある曲。

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Sundayカミデ スケジュール
7/23(木・祝)京都/SOLE CAFE ※ソロ
7/24(金・祝)ONLINE NIGHT ACADEMY ※Sunday Training 
8/1(土)大阪/梅田シャングリラ ※おかしなふたり
8/2(日)名古屋/パラダイスカフェ21<人数限定ライブ> ※ソロ
8/3(月) 東京/下北沢・ニュー風知空知 ※ゲスト: Keishi Tanaka
8/6(木)東京/渋谷La.mama<人数限定ライブ> ※ソロ
8/9(日)広島/ふらんす座 ※ソロ <人数限定&配信ライブ>
9/30(水)大阪/Music Club JANUS ※おかしなふたり ※振替公演

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7/24(金・祝)はナイトアカデミー !!!
スポーツの日にちなんでオンラインサンデートレーニング!
-大人の身体をクリエイティブに過ごすための時間-
大阪のスタジオよりお届けします。
一緒に身体を動かしても、見て学ぶスタイルももちろんOK!

各コースの内容はこちら!
Corse①13:30~
柔らかい身体づくり
部屋トレーニング法
Corse②15:30~
ヒップアップトレーニング
栄養のお話
※各回60分予定

ご参加お待ちしております!

レッスンですがZoomの機能を使用し配信します
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
※Zoomの使用が初めて、使い方に慣れていないという方は操作方法の事前チェックも可能です。
ご希望の方はメッセージにてご連絡ください
※画面オフでの参加も可能です
※コース別でのお申し込みも受付中

PIANO KISS!!!&NIGHT ACADEMYのご予約はこちらから↓
メール:sundaykamideinfo@gmail.com
LINE:https://lin.ee/tWz6NlH
詳細:https://www.sundaykamide.com

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<RADIO>
毎週金曜日21:00~ 文化放送「芝浦音楽倉庫 -SHIBAURA MUSIC SHED-」
今週のゲストはDENIMSよりカマチューさんです!
感想やメーッセージ、おすすめアーティスト紹介などなどお待ちしています!
#金曜ピーポー を付けて呟いていただくが、番組のメールフォームよりお送りください。

<GOODS!!!情報>
ワンダフルボーイズのグッズにnewアイテム登場!
<通販限定>
Like me!!!
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夏に映えるカラー揃ってます!
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<月曜プリマ アーカイブ公開中!>

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ソーシャルディスタンス保ちつつ、ボリュームたっぷりで来月もお届けします。
会場にお越しの方のみの時間もあります!
詳しくは今週の東京プリマをぜひチェック!!!

◎チケット予約受付中◎
メール:yoyaku@new-fu-chi-ku-chi.jp
公演名、日時、お名前、枚数、電話番号をご明記下さい

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<月1連載!!!>「番長の幸福論」
「DOKKIRI」«後編»

ダッシュで銭湯の外に出た僕は、アチャコさんの到着を待った。

大野君:サンデーさんなんで怒ってるんやろ。。

番長:マジわかんないっす。

奇妙君:まぁ、俺はバンドメンバーじゃないからなぁ。

奇妙君が小さな声で呟いた。

時間にして5分も無かったが、果てしない時間に感じられた。

アチャコさん:お待たせー

ダッシュでハイエースに乗り込む。

アチャコさん:いやー。。。。サンデーめっちゃ怒ってるで!

番長:なんでっすか??

アチャコさん:リハーサル前に飲んでるからちゃう?とにかくめっちゃピリピリしてるわ。


番長:いつもならサンデーも飲んでるのに。。。。。。。

しかし、今理不尽な事を嘆いていても何一つ状況は良くならない。
このまま行くと、福岡に骨を埋める事になるだろう。

とにかく作戦を考えなければ。
怒れるサンデーに対してこちらの戦力はと言うと。
既に逃げる準備を整え初めている先輩と。
僕の知り合いの中でも、1・2を争うくらいガラスのハートを持つ先輩。
それと僕の3人だ。
どう考えても圧倒的に不利な状況だ。


奇妙君:まぁ、俺しゃかりきじゃ無いから関係無いけど。

今度はみんなに聞こえるように呟いた。
よし、1人は戦闘離脱が決定した。
まぁ、実際間違った事は言ってないし。
2人でなんとかするしかない。

番長:大野くん、どうしま、、、

話しかけながら大野君の方をみると、斜め下を向きながら何かぶつぶつ言っている。
ダメだ。。。。
既に自閉モードに入っている。
こちらも使えそうにないな。
となると、、
これしかない。。。。。

番長:大野君、一回僕が全部浴びます。

大野君:えっ!?どういう事?

番長:僕の方がサンデーに耐性あるので、先ず僕が行ってサンデーの攻撃を全部受けます。ひとしきり怒りきって、サンデーが落ち着いた所で大野君、そっと謝って下さい。たぶんこれで上手く行きます。

大野君:わかった!
大野君の表情が和らいでいくのが分かる。

自分で言っておきながらなんだが、耐性があると言うのは、決して痛みを感じない訳では無い。
皆と同じ痛みは感じるが、気合いでなんとか我慢出来るだけなのだ。
僕もホントに嫌だ。。。
が、しょうがない、覚悟を決めよう。

会場に着いて急いで楽器のセッティングをする。
早くサンデーの攻撃を受けたいのだが、姿がどこにも見当たらない。
今はとにかくリハーサルを進めよう。

しばらくしたら、サンデーが下を向きながら会場に入ってきた。
だが、一向にリハーサルに参加する様子が無い。
ずっと客席に立っている。

ヤバイ。
これは、かなり怒っているな。
何かしらアクションを起こさなければ。
ひとしきり演奏が終わったので、サンデーにコンタクトをとってみる。

番長:サンデー、どうっすか?

サンデー:なんか、ちょっと。。。。
ぼそっと言うと、また黙った。

マジでヤバイな。
こんな反応見たことが無い。
とにかく今出来る事を全力でやるしか無い。

番長:ベース、2小節目の3拍目と3小節目の頭が少し遅いのと、ローを少し上げて。ギター、バッキングリフのリズムが安定してないから、もう少し気をつけて演奏して。それから、ギター2本音域かぶってるから、もう少し振り分けて。ちゃんとリハーサルやろう。準備出来たらもう一度。いくでー。

サンデーの様子を横目で見ながらリハーサルを進める。
だが、とうとう最後までサンデーがリハーサルに参加する事は無かった。

そして、リハーサル後

サンデー:今からアチャコさんとラジオ行くけど、誰かついてくる?ラジオには出られへんけど。

番長:僕行きます!!

常にサンデーの三歩後ろを付い歩いてラジオ局に向かう。
しかし、その足取りは決して重くは無い。
何故なら最高の作戦を思い付いたのだ。
被害を最小限に抑える、悪魔の作戦を。

しばらくしてラジオ局に着き、五分程度打ち合わせをしたら、すぐ本番の時間になった。

ディレクターさん:それじゃあ、皆さんブースにお入り下さい!

サンデー:話されへんし、番長外で待っとく?

番長:いや、中に入ります!

そしてオンエアが始まった。

やっぱり、サンデーとアチャコさんの話は面白い。
DJがどんどん2人に飲み込まれていくのがわかる。
そして、15分ほどトークが進むとCMのタイミングが来た。

ディレクターさん:はい、後5秒でCMはいりまーす!

来た。。
キタキタキタキタァー!
この瞬間を待ってたのだ。
そう、CMのタイミングを!
これが僕の作戦。
ラジオのオンエア中のCMのタイミングでサンデーに謝るのだ。
ここでは、ディレクターやDJにスタッフ、更には公開収録の為、ガラスの向こうにはお客さんまでいる。
しかも、CMがあけるまで2分ほどしかない。
さすがにサンデーでもこの状況じゃあ、あんまり怒れないだろう。

番長:サンデー、すいませんでした。

サンデー:えっ、何が?

番長:いや、怒ってますよね?

サンデー:全然怒って無いけど??

アチャコさん:あっ、ごめん!あれ嘘やねん!

番長:えっ!?

アチャコさん:おもろいかなー思って!

番長:えっ!?だって、サンデーリハーサルめっちゃ機嫌悪かったやん!!

サンデー:寝起きでぼーっとしてただけやで。

普段は優しくユーモアのあるアチャコさんだが、この時ばかりはアチャコさんのユーモアが理解出来なかった。。

嘘とわかった後は、あまり記憶が無いが、一つ覚えている事は。
当時、サンデー・奇妙君・アチャコさんの三人はあまりに才能が溢れていた為に、カルト的人気(先輩に気を遣った表現方法を用いています。一般的な表現を使用すると、人気が無い)を誇っていた。
常に時代の二歩も三歩も先求めている三人。
この日の会場も、お客さんとお客さんのソーシャルディスタンスがしっかりと守られていた事だけはお伝えしておこう。

前編はこちら