04 まや "出演が叶ったひとりとして"

こんにちは。
同期のさゆりが創作しているJAZZ CONTEMPORARYと、FINALEに出演する04年入学のまやです。
LOCKとDAZZLEのしょうへい、HOUSEのまりな、エンドロールの作詞作曲ボーカルを担当しているまさはるも、大切な同期の中のメンバーです。
私が04を代表していいのか分かりませんが、ありがたくメッセージリレーに参加させていただきます。

今回の公演に対する向き合い方は、私の中で前半から後半へと変化していきました。

はじめは本当に自分のことで精一杯で。
前回中止になった30周年記念公演の練習から3年ぶりに踊るので、体力・筋力・スキルの衰えをどうリカバリーするか、必死にもがいていました。
前回だってちゃんと踊るのは10年ぶりという状態でしたから、いかに悪目立ちしないか、どうやってみんなについていくか、そんな思考でしたね。
食事管理、毎朝のウォーキング、週1回のパーソナルジム通いにコソ練と、個のスキルアップに重点を置いていました。

そうしているうちに全体での通し練習が始まったあたりから、少しずつ周りが見えるようになってきて。
一緒に踊るメンバー全員で魅せることの大切さを再認識しましたし、140人近い人数でこの公演をつくっているんだと実感がわくようになりました。
ただ踊るだけでは公演は成立しなくて、当日ベストな状態で本番を迎えるために各方面で運営に時間を割いてくださっている人たちがいてくれることにも改めて気づかされました。

そんな中で私にできることってなんだろう?そう考え始めた矢先、さゆり曲で衣装係の募集があったので、これだ!と思い手を挙げました。
昔からとにかく言葉を口にするコミュニケーションに苦手意識があって、パッと頭で考えてすぐに話すという行為に今でも自信がないし、いい歳して人前で喋ると未だにソワソワしちゃうんです。
だからこそ話すこと以外のコミュニケーションのひとつであるダンスが好きだし、衣装の制作を通して少しでも公演の力になれたらと思いました。

思い返せば大学3年の春公演で限定JAZZを創作した際、曲中のストーリーを漫画に描いて配ったことがありました。
メンバー全員が同じ方向を向くために言葉を発する以外でどう工夫できるか、自分なりに試行錯誤したのだと記憶しています。
今回の衣装づくりは作業自体はとても地味なものでしたが、1着1着メンバーを想いながら縫う時間がとても幸せでした!
現役2年生のちえちゃんと一緒に衣装づくりができたことも嬉しかったですし、NOAのスタジオにミシンを持ち込んだのもいい思い出です。笑

衣装づくりも佳境を迎えたので、ラストスパートはメンバーと踊りこむ時間を大切にしたいですね。
さゆり曲は94年入学~23年入学までが揃っている、年齢層が一番幅広いナンバーです。
はじめは自分の歳の半分なの!?なんて驚いていた現役1年生のななちゃんとも、自主練でペアを組んでお互いの踊りを指摘し合うまでになりました。
現役のみなさんとこんな風にかかわることなんて普通に生活していたら絶対に起こり得ないので、本当にありがたいことだと思います。

ここまで長々と自分のことばかり書かせていただきましたが、出演しているみなさんは魅力あふれる方ばかりですし、どの曲もオトナの本気が伝わってきてものすごくカッコイイので、今から本番が楽しみで仕方ありません。

そして最後に、これは絶対に綴っておきたいと思っていて。

私は、自分よりもダンスが上手で、ダンスを愛していて、ドゥブルベのことが大好きな先輩、同期、後輩がたくさんいたことを知っています。
そんな環境の中で過ごすことができた日々はどうしたって私にとって永遠の宝物なのです。
だから、今回タイミングが合って出演することができるひとりとして、そんなみなさんのことを考えながら舞台に立とうと思っていますし、当日観に来てくださる方々も、観に来られないけれど思いを馳せてくださっている方々も含めて、全員でこの30周年記念公演を完成させたいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。次の代にバトンを渡します。

p.s. 今回出演するにあたり応援してくれている家族に感謝の気持ちをこめて

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