02 えりか "現役時代への振り返り、そしてアップデート"

02のえりかです。
現役の頃は主にハウスしてました。あとはジャズとか少し。

いきなりですが、私にとってWは、ファミリーであり、好きなことや新たな自分に出会えた場であり、成長した場であり、SFCの思い出のほとんどです。

4年秋祭での02集合写真

今回はSHIN HOUSEのみ出演しておりますが、
普段全然踊っていなかった中、正直舞台で踊るなんてできるのか?!
(体力も相当つかう)ハウスを踊れるのか?!と心配がよぎる中、Wの記念公演だから出演する決意ができました。
というか、Wの公演でなければまず考えなかった・・・
ですので、そんな機会でみんなと「つくる」ことができ本当に感謝です!!

私にとって今回の記念公演はどういった意味があるのか。
と問われて考えてみると、「現役時代への振り返り、そしてアップデート」であると思いました。
SHIN HOUSEのテーマに感化されている部分もありますが笑

人は基本的に未来に向かって動いているので、振り返ることはきっかけがないとなかなか自然にはできないと思っています。
特に私は苦手です。
楽しかった思い出、仲間との絆などはもちろん大切に心に残っていますが(SFCの思い出のほとんどである、と冒頭で主張しているように!)
あの時の自分が何を考えて「つくっていた」のだろう?それをどう行動にうつして、PDCA回して、今の自分につながっているのか。
今回の記念公演で、サークルとしての大きな歴史を振り返り感謝する中で、自分という単位でもタイムスリップさせ、「Wは私にとってなんだったのだろう」を振り返りました。


現役時代の振り返り

私がハウスの楽しさに出会えたきっかけは、今回のSHIN HOUSEの創作者SHINさんと、その代の副部長ゆづさんがつくったゆづしん無限定ハウスに出たことです。
未だに、ハウスは踊ってみないと楽しさがイマイチわかりづらいというか、踊ってみて良さががわかるジャンルだと思っていますが、無限定でハウスに出てみたきっかけで私のW人生がその道になりました。
当時は特に一つ上の01代のハウサーの層が厚く、先輩、同期、後輩も素晴らしいハウサーが揃っていてその皆さんとともに踊ってこれたことが誇りですし、めちゃめちゃ楽しかった。

でも楽しかっただけでなく、そこを真面目に振り返ると、私は自分なりに「つくる」ことを頑張ろうともしていました。
それは、私自身も誰かの「きっかけをつくる」こと。

現役の頃には、ありがたいことに、秋祭と春公で3回創作機会をいただきましたが、
特に春公演の無限定は、自分が新入生の時に無限定で先輩からそのきっかけをもらったように、後輩にハウスの楽しさを伝えたく、無限定をどうしてもつくりたかったし、
新入生に「とにかく一回やってみたら楽しいからハウスに出ない?」ってめちゃくちゃリクルーティングして回った覚えがあります。

春公当日、その新入生たちはじめダンサーのみんなが「めちゃくちゃ楽しい!!!」と伝えてくれたことや、その代の1年生のハウサー人口が多くなったことなど、誰かのきっかけにはなれたのかもという喜びがありました。
また、公演などを観てくださった方にも何かしらを感じてもらい、きっかけになっていたらと願って届けていたと思います。
一番身近な人だと毎年観に来ていた母が感化されてダンスはじめてました笑。

それで、今の自分にあてはめると、私はチャレンジしたい!という方がチャレンジしやすい環境をつくること、後押しすることが自分のミッションとしてあり、
それが今の社会での活動につながっているし、その喜びに出会えたのも、そんなことが私にできるのだという自信をくれたのも、Wだったなと振り返ってます。(ちなみに、職業はVCです)


現在のアップデート

記念公演に参加する前は、現役時代から時間が経ちすぎ(もうすぐ40歳!)大事な場所であったはずのWから正直結構遠ざかっていたここ10年+αでした。
同世代に会うとファミリーを感じるものの、恥ずかしながら、W自体は今は若い世代のものだなーとか思っていました。

でも、記念公演の練習に参加して、こんなにもWがパワーアップしてかっこよい団体に成長しつづけたんだなという尊敬の気持ちと共に、
それは今の世代だけがつくったものではなく、引き継がれて蓄積してきたもので、自分もその一部であるし、一緒につくっているのだなと感じることができました。
当たり前と言えば当たり前の話なのかもしれないですが、私の場合、「つくる」を一緒にすることでしっかり実感できたというかんじです。

とくに、SHIN HOUSEは私よりも先輩の方々や同世代も出ているし、現役生もたくさん出ています。自分がSFCに入学した年にまだ生まれていなかった後輩も含めて。
その厚みがありながら、結局は同じ作品を同じように必死に練習して同じ目線で踊っているということも含め、感慨深いです。

ちなみに、私自身はこの歳になって、またダンスの楽しさにもう一度出会い直しているようなもので、またその「きっかけ」をもらえたWやSHINさんに感謝です。
世代毎に途切れるのではなく、33年の歴史としてずっと「アップデート」し続けるWに参加できていることに深い感謝です。

4年秋祭で創作した中間限定ハウス

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