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#49 時代を制するのは「人格」 Part3

昨日の続きです。
昨日の記事はこちら!


先にこちらからみて、戻ってきてもらえると嬉しいです。

紹介している本はこちら!
スティーブン・R.コヴィー著『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』です。



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公的成功

自分をコントロールできている人、本当の意味で自立している人だけが、真の自尊心を持つことができる。それは、第1、第2、第3の習慣の領域である。 p. 255

これまでの習慣を踏まえてきたことにより、自分をコントロールする基礎ができたと思います。これからは自分のこと見つめ直した先にある、相手の理解の部分が大切になってくると思います。

これから重要な要素になる「相互依存」にとって、まずは自分を知ることから始まり、次に相手を知ることでお互いを尊重しあえる関係になっていきます。それが「人間関係」を形成していくことになっていくと考えられます。


信用口座を作る

この信用口座はどんな関係でも大切なことであります。夫婦、親子、家族、友人関係、同僚関係など様々な場面で大切になってくると思います。

・相手を理解する
・小さなことを気遣う
・約束を守る
・期待を明確にする
・誠実さを示す
・引き出してしまったときには心から謝る

この6つをその時の場面でしっかりと示すことができれば、人間関係が悪くなることはないと思います。ただ、それに条件をつけてはいけません。子どもとの約束だからといって仕事が入ったから断ってしまうと子どもとの「信頼」を損ねる結果になってしまうことは忘れないようにしてください。

誰であれ、信頼口座を維持することに相手は関係ないのです。


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第4の習慣 Win-Winを考える

まずは下記の図を見て欲しいと思います。

スクリーンショット 2020-07-12 21.27.50

私たちが生活をする中で、このパラドックスが基準となってモノゴトが成り立っていることがほとんどだと思います。

よく、モノゴトを決めるときに「お互いがWin-Winですね」とか言って決めることもあると思いますが、本当にWin-Winですか?

もしかすると妥協をしていたりしませんか?

仮に妥協していたりするとLose-Winになり、わかりやすくいうと「僕の負けだ、君の勝ちだよ」と言っているようなものになります。
反対にWin-Loseであれば、「自分の我を押し通して決めたこと」などがそれに該当することになると思います。

Lose-Loseは復讐の要素が入ってきます。我を通して決めたことに対してLose側がそのような気持ちになれは、そこでLose-Loseに切り替わってしまうのです。


ここで一番大切なのはやはり「Win-Win」です。お互いが納得できる形が求められます。お互いが納得できる形として有効策が「第三の案」を提示することです。

お互いがはっきりと納得していないことに対して、「ならこれではどうでしょう」とお互いが納得できる提案ができるかがWin-Winになるかの鍵だと思います。

それでもダメなら「No Deal」取引をしないのです。
「合意しないことに合意する」ことであります。

「お互いに満足できるWin-Win以外の結論は出したくないんです。私も勝って、あなたにも勝ってほしい。だから、私のやり方を通しても、あなたに不満が残るのは嫌なんです。後々不満が噴き出さないとも限りません。それでは信頼関係が崩れます。逆に、私が我慢して、あなたの思いどおりになったとしても、あなたはあなたで後味が悪いでしょう。だからWin-Winの道を探しましょう。一緒に本気で考えましょう。それでも見つからなければ、この話はなしということでどうでしょうか。お互いに納得のいかない決定で我慢するよりは、今回は取引しないほうがいいと思います。また別の機会もあるでしょうから」p.302

この言葉がすべてだと思いました。それこそがお互いを思える気持ちだと思います。


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第5の習慣 まず理解に徹底し、そして理解される

ここで大切なのは「共感による傾聴」です。
相手の話を聞くことが何よりも大切なことだと思います。

すべての物事を自分のパラダイムのフィルターに通し、自分のそれまでの経験、いわば自叙伝(自分の経験に照らし合わせ)を相手の経験に重ね合わせて理解したつもりになっている。 p.343

世間のお父様方、お子さんにしてないですか?
まだ、大丈夫ですか?
「わかるわかる」「そうじゃないんだよ」とか言ってないですか?

それは効果ないです。それで成功したのはあなた自身お子さんには関係のないことですから。ちなみに私の父親はこんな人間です(笑)昭和の人間ですから仕方ないです。なので受け流しています。平成生まれには通用しません。令和生まれだともっと違った原則と価値観かも知れません。

今は親子の例を出しましたが、誰にでも当てはまると思います。会社が一番わかりやすいと思います。大体、上司(課長、部長)になる人は平社員を経験してきていると思います。しかし、その経験で成功したのはあなた自身です。自分が成功した例を自分の部下に伝えてもすべてが正しい訳ではないのです。

その人にあったやり方が存在して、それを引き出すのが求められていることです。間違っても押し付けはいけません。

共感による傾聴とは、まず相手を理解しようと聴くことであり、相手の身になって聴くことである。相手を理解しよう、本当に理解したいという気持ちで聴くことである。パラダイムが全く違うのだ。 p.345

大切なのは相手を理解することです。どれだけ相手の気持ちになれるかが大切です。相談事などをイメージされるとわかりやすいと思います。相手はどんな思いで相談してきたのか相手の気持ちになれると思います。

その感覚が大切なのです。


四つの自叙伝的反応

・評価する-同意するか反対するか
・探るー自分の視点から質問する
・助言するー自分の経験から助言する
・解釈するー自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する。
    p.353

みなさん、これだけは絶対にやったらダメです。
学校帰りの会話がまさにそれです。

「最近、調子はどうだ」
「いいよ」
「最近、何か変わったことは?」
「何も」
「学校で面白いことは?」
「別に」
「週末はどうするんだい?」
「さぁ」          p.354

子どもの反抗期の原因は父親だと最近思うようになってきました(笑)当時の会話が本当にくだらないなと思ってました。この本を読んで少し勝手に納得しています。

大事になってくるのが、「相手が言いたいと思っていることを言わす空気感」だと思います。相手の発言に対して共感する。共感を得ることができた相手はどんどんと自分が思っていることを言いやすくなると思います。それに対してしっかり傾聴することが大事です。

話の中で相手が回りくどい言い方をすることもあるかも知れません。その時に言いたいことがわかってしまっても相手の口から言わせることが大切だと思います。自分の口から発言した言葉には責任感があります。しっかりとした意志があるのならそれを全うしようとすると思います。

それを引き出すためにも「共感による傾聴」が大切だと思いました。


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今日はここまで
続きは明日の投稿で!
明日で今回の書評は最後になります。

明日もみてください!




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