歩いている時の手の場所

違いの面白さ

みなさんは、普段移動する時、
自分の手は何をしていますか？

どのように使っていますか？

カバンを持っている。荷物や買い物をしたものを持っている。大切な人（家族、恋人、子ども、祖父母）と手をつないで歩いている。肩を組んでいる。パートナーの腰に手を当てて引き寄せている人などは私も出かけた時に目にする光景であります。

他には、ネックレスや指輪などのアクセサリー類やキーホルダーなどの付属品類を触っていたり、リュックを使っている人でしたら、ショルダーストラップ（肩掛け紐）に親指をひっかけて歩いていたり、ズボンのポケットに手を入れて歩いている人も多く見たりします。体にハンデがある方は、杖の操作や車イスの操作に手を使うと思います。

もちろん、歩いている時に何かをしているわけでも、手ぶら状態の人もいます。

ただ、歩いているだけなのにこれだけの違いがあることがとても面白いと感じました。もちろん、人それぞれで歩き方やそのときに会話をしながらなのかなどという違いもありますが、移動ひとつをとってもそれぞれの行動のあり方があると思いました。

メリット／デメリット

では、手の位置に関して歩いている時のメリット／デメリットはどのようなことがあるのか考えて見ました。

・メリット（手ぶら状態、両手が使える）

・自由に使うことができる。
・自分が倒れた時、他者が倒れそうになっと時にすぐ、
　手を出すことができる。
・ボタン操作や電車やバス移動で手すりに捕まらないといけない時に
　特別困らない。

・デメリット（手を握っている、荷物を持っているなど。両手が使えない、片手のみの場合）

・手が塞がっているので、他の対応に困る時がある。
・普段より自分の歩くスピードの低下。
・道が狭いと邪魔になったりする。
・煩わしくなる。

上記で上げたことがほとんどの理由になると思います。

メリットに関しては、主に「緊急時」とか「移動時」に不便に感じることが少ないのが特徴であると思います。

自由に使うことができますので、何かあったり、落とし物をしてしまった時でも普通に拾うことができると思います。

大きな荷物を持っていると、その荷物を一度置いてから落とし物を取らないといけない場面が出てくることも考えられるので、その面に関して言えば自由に手を使える状況にある方がいいなと思いました。

デメリット関しては、やはり「自分の行動が制限」される面が一番大きなことなのかなと思います。特に小さい子どもを持つ親御さんは子どもがどこかへ行ったり、危ないところへ行かないように手をつないでいたり、抱っこしていたりすることが多いと思います。

その面で少し不自由さを感じることもあると思うので、デメリットに当たるのかなと感じています。また、高齢者の方で多くなるのが、杖の操作を必要となる人が増加することだと思います。

杖によって体を支えなければいけなくなるので、片腕を操作に使うので、不自由さがついてきてしまうと思います。

手を使わない技術

今回の記事の結論は「手を使わないで他のことができるのか」というのが個人的に設定したテーマでありました。

なんでこんなことを考えたかといいますと、人間の手の指は両手合わせて10本、腕は2本です。基本的にはこの状態がデフォルトであります。

残念なことに少なくなることはあります。でも、増えることは基本的にはありません。それは必要な人のためだけです。

言いたいことは「生きているだけも差があるということ」です。もちろん、手や腕以外にもハンデがある人／ない人がいるのは現実です。そのことをなかなか変えることはできないと思います。

しかし、他の部分で変えることはできると思います。例えば、手を使わないで手のようにできる技術があれば、手が不自由な人が今まで出来なかった、やりずらかったことがスムーズにできるようになるかも知れません。

一つの例として上げるすれば、「五感をうまく使えるようにする」ことだと思います。手が使えなくても、目や耳、鼻、口なら使えますとなると、仮に目だけで操作ができるゴーグルやコンタクトレンズの開発が必要になってくると思います。

それだけあれば、目の視線誘導だけで操作することができ、商品の決済まですべて視線ですることができれば、手の操作でしていたことがより簡単になり、楽になると思います。

他には声だけで認識することも可能だと思います。実際にSiriなどの音声認識機能もあるくらいですから、音声認識技術はすでに高いところにあると思います。それを一般的に感じれるようになるかだと思います。すぐそこまで「当たり前になる時代」は近づいているのかも知れません。

他にもいろいろなことが考えられますが、もちろん、まだまだ先の技術であるかも知れません。きっかけとして、そのような応用の仕方もあるのではないかと感じています。

私たちの生活がより過ごしやすくなる世界は近づいてきていると思います。さらに過ごしやすくするためにも、実際の声を聞き、耳を傾けて、困っている人を助ける活動を続けていくことが大切になってくると思います。