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#74 瞬間湯沸かし器的感情

感情の暴走


「感情」との向き合い方って、難しいですよね。


「楽しい方」の感情はいいと思います。これを自分の中で制限する人はいないと思います。嬉しい、楽しい、笑った、感動したなどの自分の中にある心から喜べる感情については常に開放していることが私の理想でもありたいと思っています。なぜなら、私が反対の立場になって、そのように喜んでいる人の姿を見たら、自然と打ち解けあえるような気持ちになれるからです。

楽しい気持ちは、前面に出した方がいいと私は思います。


しかし、「楽しくない方」の感情はどうでしょう?


怒り、苦しい、怯え、妬みなど憎悪の感情については難しいと思います。できるなら出したくないですし、出さないようにコントロールしたいと思う気持ちもあるのではないでしょうか?

私も生活している中では、冷静でいることを考えています。基本的には何が起きても反応しないように心がけているのですが、自分がやっている行動に対して、ちゃちゃを入れてきたり、ちょっかいをかけるような行動をされるとさすがに感情が湧き上がってきます。

なので、ふとした時に、自分が嬉しくないことを言われてしまったり、見てしまったりすると、お湯が沸騰するかのように自分の怒りが込み上げてくることがどうしてもあります。



みなさんは、このような感情とはどう向き合っているでしょうか?



今回は、私なりの「楽しくない」感情との向き合い方と、その改善策について考えていきたいと思います。


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外的要因にどう対応するのか

基本的に私たちの感情の要因になっているのが「外的要因」というモノで、外部の情報に対して五感で得たモノに反応してしまっていることです。多くの場合は、目や耳からの情報が多いと思います。

自分が見た言動が受け止められない。受け入れられないモノだったらフツフツと怒りに変わって込み上げてくると思います。

耳からだと「会話」でのやりとりが一番多いのかも知れません。お互いに思っていることが違ったりすると口論になり、喧嘩が勃発してしまいます。あとは、ウワサ話とか陰口などが、原因になりやすいと思います。自分が知らないところでウワサが広まったりしたりすると、怒りに変わってくると思います。


もちろん、すべては発言する奴が悪いのですが、いちいちそれに反応していても状況が変わってくれることが少ないのが、この世の中のシステムの残念な部分でもあります。


外的要因に反応してしまうから、自分の感情を抑えることができなくなってしまうのだと思います。


なので、少し本のチカラを借りて考えていきたいと思います。

草薙 龍瞬著『反応しない練習』はブッタの思考法を取り入れた考えをわかりやすく紹介している本です。どんな時代でも大切なのは「心」です。自分の心を壊してしまっては意味がありません。この本では、日常の「反応しない」ことについて教えてくれている本です。


上記でも述べている、外的要因に私たち自らが反応してしまっている。これこそが自分の心を保つことができない要因だと私は思います。

私たちの生活で、ほとんどのことは「反応しなくていい」ことです。正直言って「どうでもいい」ことなのです。それに対して、私たちが反応してしまっているので、心のバランスを崩してしまうのです。

なので、周りすべてに対して反応するのではなく、自分の気持ち、反応するべきところを変えるところから始めることが大切になってくると思います。


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内的要因と向き合う

内的要因というのは、簡単に言えば「自分の心で決めた」ことです。上記で書いた『反応しない練習』の「反応しない」ことと同じです。

最初から、自分の中でいる情報といらない情報を決めておくことが大事になってくると思います。そうすることで、得る情報量が減るので気持ち的にも楽になります。この世の中は、明らかに情報が多すぎます。それに対して、いちいち反応していたら気持ちが持ちません。なので、最初から決めてしまうのです。

そして、自分だけの「環境」を作ることが大切です。これは、孤独になれということではなく「しっかりと伝えることができる」環境ということです。

思ったことを素直に伝える環境さえあれば、心にモヤモヤを溜める必要がありません。それこそが本来の姿であると思います。


人間はどうしても、上下関係で見る生き物だと思います。年齢、学歴、職歴、年収などいろんなことで比較することができます。


しかし、それで比較して楽しいですか?


正直、楽しくないですし、生きる気力も失せてきます。


「比較」することは、自分の存在感を表現しようとしている行動だと思います。しかし、その行動をしても自分にとっては何もメリットはありません。ただ、比較を追っかけるばかりになって、気持ちがどんどんつらくなってしまうだけだと思います。


だから、反応しないことが大切になってくると思います。

自分にとって必要のないことはすべて捨ててしまった方がいいのです。


自分がまず変われば、周りも変化し、どんどん過ごしやすくなる。いちいち反応もしなくなる。そんな環境が見えてくると思います。


立場やプライドに左右されて、いちいち「反応しないといけない」と思わなくてもいいのです。決めたことだけに反応すればいいのです。






まずは、自分の感情と向き合っていきましょう。





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