【993】不純物を取り除く
Zoomが増えてきたので、自分のセミナーなどの話を録音しやすくなりました。自分の声を自分で聞くのは恥ずかしいですが、最近は、録音を自分で聞くようにしています。
そんな中、へんな口癖が多いことに気づきました。聞き取りづらいと思われるような癖がたくさんあります。
例えば「えー」「あのー」といった言葉は、避けるべきだとよく言われます。それらはそれほど多くないのですが、僕の場合は、「なんか」「ちょっと」や、えーの代わりに「なので」という言葉が多いことに気づきました。因果関係でつながってないのに、「なので」という言葉が入っているのです。
これらは聞き取りづらいですね。寝る時の、時計の秒針が、一度気になったら気になって寝れないように、「なんか」が多すぎて、内容が入ってこないんです。
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文章を書く時も同じです。「のような」「◯◯という◯◯」「思います」「感じます」などといった言葉がよく出てきます。話し言葉をそのまま書き言葉として文字に起こすとき、自然と使ってしまうのですが、無くてもいいときは多いです。これらの言葉は推敲の段階で削除するように努めています。それでも文章はまだ長いですが、ドラフトの状態ではもっと長いです。
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現代においては、「コミュニケーション力は武力」と教えられたことが強く印象に残っています。戦国時代では力の強さがものをいったのでしょうけれど、現代では、コミュニケーション能力が必須。
格闘技やスポーツでも、余計な力を抜き、正しいフォームにしないと、力が弱くなるように、言語においても、余計な言葉が入っていると、力の伝わりが弱くなります。
不純物を取り除き、伝える力を磨いていきます。
■■今日の教訓(ポイント)■■
神は細部に宿る。
不純物がはいっていると
伝えるべきも伝えられない。
それはつまり"武力"が下がることを意味する
■■以上■■
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