【No.1369】なんでできないのかなぁ、はあ…

英語でなんで?の意味のWhyって、あまり使わないほうがいいって知っていましたか?

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「使わないほうがいい」というと語弊がありますが、例えば、

Why did you do that?

「どうしてそれをしたの?」という感じの訳で中学校でも確実に習う言い方ですが、

実はこれ、言い方や使うタイミングをかなり気をつけないと「キツイ言い方」になります。

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この表現は「なんでそんなことしたわけ?」「そんなことする意味あるの?」という感じや「何したかったわけ?」「あなたの行動が理解できないんだけど」というニュアンスになりかねないんです。

この「Why」という単語には「I don't understand ..(理解できない)」というイメージがあります。理由を「追及」する感じとも言えます。

なので、少し直接的で、注意して使わないと攻撃的になりかねないんです。

つまり、Why…は質問文ではありますが、質問しているわけではなくて、批判しているようなニュアンスや悲しんでいるイメージになってしまうことがあるんです。





いや、「あるそう」なんです(笑)

僕も最近、帰国子女のアルバイトの女の子から聞きました。びっくりしました。

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代わりにどうしたらいいか。

「How come」や「What for」という言い方が良いらしいです。

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How come you did that?

ちなみに、単語の並び方には注意してください。How come did you do that? ではないそうです。

「What for」もWhyよりも柔らかく、相手の行動の理由や目的を訊くことができます。

What did you do that for?

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これを聞いて、日本語も似ているなと思いました。

「何でそんなことするんだ?」「何でこんなに遅いんだ?」

反語的というか、相手の行動に対して驚きや疑問を持ち、少し攻撃的なトーンを含むことがありますよね。

疑問くらいならいいですが、不満や驚きを表現して、強いトーンになることがある気がします。

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代わりにどんな日本語があるか

なぜ、どうして、どういうわけで、どういう理由で、何がきっかけで、なにゆえ

いろいろありそうですが、

柔らかいニュアンスになるかな?(笑)
ケース・バイ・ケースというか…

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言葉遣いに気をつけましょうということは、いっぱい言われることだと思いますが、

言葉を発するときのトーンも気をつけましょう。

僕は「なんで」ってけっこうよく言ってしまうんですよね。それを聞いている相手は、どういう印象を持っているか…。

気をつけよっと

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ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、頑張っていきましょう!

■■今日の質問■■

なぜ・なんで・どうして

といった言葉を、相手を批判するニュアンスで言っていませんか?

どう改善しましょうか?

■■以上■■

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