【旅行で行きたい】実際に見れる・泊まれる・体験できるVUILD建築 - CEO NOTE 02
CEO秋吉の最近気になるトピックをお伝えする「CEO note」シリーズ。突然ですが、みなさんはVUILDの作品をいくつ見たことがありますか?昨年竣工した「学ぶ、学び舎」も、VUILD初の建築作品である「まれびとの家」も、メディアで目にする機会は多いですが、実際に見たことのある方は少ないかもしれません。もしかして、見学の可否すらもあまり知られていないのかも?!
ということで、CEO noteの第2回目のトピックは、実際に見に行けるVUILD作品について。VUILD代表・秋吉のオススメポイントを交えながらご紹介します。
CEO note vol.2|旅行で行きたい!VUILD作品紹介
第二回目のテーマに、なぜ作品紹介を選んだのでしょうか?
秋吉 昨年多くの作品が竣工して、メディアに掲載してもらう機会をいただくことも多々ありますが、写真で見るだけでなく、現地で見て体験して欲しいと思っていて。実際に、「見に行けるんですか?」とお問い合わせをいただくことも多くあります。なので今回、実際に行けるVUILD作品をまとめて紹介したいなと。
確かに、社内でも謎に包まれているプロジェクトもあったりしますよね(笑)。それでは順番にご紹介お願いします。
●まれびとの家(2019.10)
秋吉 「まれびとの家」は、2019年に竣工したVUILD初の建築作品です。建物の中で1日過ごすと、太陽の動きと共に、周辺の環境と呼応して内部の空間の様相がどんどん変わっていきます。一見閉ざされた空間に居るようでいて、大自然の中にいることが1日体験してみるとよくわかります。なので見にいくだけでなく、実際に泊まってこの時空間を体験して欲しいです。
直近では僕自身も昨年7月に泊まりましたが、山の中なので涼しかったです。建物のまえにブランコがあるので、そこでぶら下がりながらボーっとするのもオススメです。全て自然素材でできているので、竣工時と比べて経年変化しています。「汚い」と思われる方もいるかもしれませんが、僕としては、苔も生えてきたので、良い感じでエイジングしてきたと捉えています。実際に見て過ごして、楽しんでもらえたらと思います。
●Acoustic Room(2020.9)
秋吉 「Acoustic Room」は、レンタルカラオケスペースとして運営されているので、空いていればいつでも、誰でも借りることができます。もともとは音楽スタジオとしてつくられているので、なにより実際に音を出してみてほしいです。防音性の高い空間ですが、音が響くように木のパネルを配置しているので、ぜひ音に包まれる体験をしてみてください。
●珈空暈(琲庵)(2021.11)
秋吉 「珈空暈」は、バリスタ世界チャンピオンの井崎英典さんに依頼され製作した空間です。茶器で飲むエスプレッソだったり、想像もしないようなラテがでてきたりと、これまでに体験したことのない究極の喫茶体験ができます。店主の井崎さんのトークも面白いので、ぜひスペシャルなコーヒー体験をしにいってみてください。
●Tower Sauna(2022.11)/NESTING弟子屈(2021.11)
秋吉 北海道弟子屈町にある「Tower Sauna」の1番の特徴は、2階建てであることです。1階には薪ストーブ、2階には電気ストーブを設置しており、サウナ内を動きまわりながら温度調節ができる、唯一無二のサウナです。隣接する宿泊施設もNESTING初号機として建てたものなので、ぜひ友人や家族と行ってみてください。
●学ぶ、学び舎ー東京学芸大学HIVE棟(2023.5)
秋吉 「学ぶ、学び舎」は、外観のインパクトはもちろんのこと、葉脈のようにウネウネとした木質の内装が特徴です。普段は教育インキュベーション施設として使われていますが、訪れた際に使用されていなければ、「どんな使い方ができそうか」ぜひ考えてみてくれると嬉しいです。
●小豆島 The GATE LOUNGE(2023.7)
秋吉 「小豆島 The GATE LOUNGE」は、オリーヴの栽培・研究開発・製造・販売を行う、ショップ兼宿泊者専用のラウンジとして2023年にオープンしました。建物の外壁に使われている天然亜鉛のパネルは、時が経つにつれ風合いが増していく素材で、間近で見ると写真では体感できない迫力があります。また、基礎の石材から木材までのすべてを小豆島内(建物現地から半径5.5km県内)で調達しているほか、什器にも現地の土を塗りこんでつくっていたりと、すべて土地の素材にこだわってつくっています。隣接するスパと宿泊施設も我々が関わって完成したので、ぜひ泊りがけで行ってみてください。
●旧NESTING SML(2023.9)
秋吉 大屋根の広々とした空間が特徴的な、旧NESTINGのS・M・Lサイズの標準テンプレートを使って建てています。一棟あたり6人泊まることができるので、家族や友人との旅行はもちろん、会社やサークルなどの団体での利用も可能です。周辺環境に広がる自然の風景はもちろん、大屋根の下で広々とした抜け感を感じて欲しいです。
●森山ビレッジ(2023.10)
秋吉 秋田県五城目町に位置する「森山ビレッジ」は、村民だけでなく、訪れた人それぞれが、新しい時代の「住まいかた」を考えていく場所です。一泊はもちろん、短期移住することも可能なので、実際に住んでいる人と交流しながら、あなたにとっての「住まい」を考えてみてください。五城目町では、現地の小学校で単位を取ることができる小学校留学が認められているので、ご家族での長期滞在もオススメです。
●NESTING直島(2023.12)
秋吉 「NESTING直島」は、NESTINGで家を建てることに興味がある人には是非実物を体験して欲しいです。壁の塗料もこだわって開発しましたし、まるで素人が建てたと思えない建築のクオリティになっていると思います。瀬戸内を観光される方は、小豆島と合わせて行ってみてください。島同士の移動は海上タクシーがお勧めです。
●仁淀川スタッドハウス(2024.3)
秋吉 高知県の仁淀川町は林業が盛んなこともあり、100%町内の材料のみを使っていて、30mm圧のCLTの板材で建築構造をつくっています。町営住宅として来年から入居が決まっていますが、今年いっぱいは展示しているので、移住を希望されている方だけでなく、写真を見て興味を持っていただいた方はぜひ見学してみてください。
●清春芸術村(2024.9)
秋吉 VUILDが3Dプリンターで作った初めてのプロジェクトです。3Dプリンターで作られた建築物は増えてきていますが、3Dプリンターが使われているのが型枠部分のみだったりすることや、構造的にアクロバティックなことをしている作品は多くありません。今回の作品は、完全に樹脂だけで構造が10つのモジュールユニットで成立しており、純粋なる樹脂造となっています。プリントする際に、ずらしながら積層している部分が滑り台としての階段になっているところが特徴的だと思うので、ぜひみて欲しいです。また清春芸術村は、安藤忠雄さんや谷口吉生さんなど有名建築家の作品も見ることができるので、旅先としてはもってこいだと思います。
【お知らせ】東京学芸大学「学ぶ、学び舎 HIVE」の見学ツアーを開催します。
VUILD代表・秋吉のプレゼンテーションのほか、VUILDメンバーによる案内を交えた見学会を開催します。貴重な機会になりますので、ぜひご参加ください。
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