大都会の老舗材木店が挑戦するデジタルものづくり(遠藤材木店・東京都新宿区)
この記事では、ShopBotを導入した老舗木材店の遠藤材木店についてご紹介します。遠藤材木店は東京メトロ丸の内線新宿御苑駅から徒歩3分といった立地に位置する創業130年を迎えた老舗材木店です。
「遠藤材木店 新宿店」
大通りから一本入って少し進むとひっそりとその店舗が現れます。まわりはカフェやコンビニ、飲食店が並び、ビジネスマンや地元の人が通る道になっています。
キッチンやお家づくりのための木材を求めてくる方が多く、裏の倉庫にはいろんな樹種の1枚板が保管されています。このスペースは倉庫のごく一部で、さらに倉庫の奥にも。建材、一枚板、無垢材を豊富に取り揃えています。
オーダーメイドを届けるための木工機械
倉庫の片隅には、パネルソーや自動カンナ盤・サンダーなど一通りの木工機材や木工ツールを使用するスペースがありました。ShopBotもこちらに配置されています。
板を購入していただいた方のオーダーに合わせて特注加工ができるように整えています。さらに新宿御苑という立地を生かし、店頭でもオリジナル商品を作成し、販売しています。
木工機械と並んで設置されているShopBot PRS-alpha 96-48-14
ShopBotでつくる木製の小物
遠藤材木店さんの強みはとにかく木材。いろんな木材をもっているので1つの製品でも木目・色味が違うので選ぶ楽しさがあります。
こちらの商品たちは店頭と、事務所の入り口に入ってすぐに並んでおり、結構通りすがりの人が購入していくとか。
「プラモデルみたいにパーツを組み合わせて家具をつくれること」
「一度データをつくれば大量に生産できること」
これらがShopBotの良さだ、と実感していらっしゃる遠藤さん。これからは、さらに商品開発を進め、データを蓄積したものづくりに力を入れていきたいと意気込んでいました。
現在は店頭のみの販売ですが、今後WEBショップの開設などの展開を検討しているとのことです。
DIYカフェ「MOCOFFEE(モッコーヒー)」
新宿から京王線に乗り換えて15分ほど、布田駅から徒歩5分ほどの場所に木材配達の拠点となっている遠藤材木店の調布店があります。ここの余ったスペースを昨年末改装し、DIYカフェをオープンしました。
電源・Wi-Fiも完備し、ちょっとした作業も集中してできる空間づくりをしています。(夜はお酒も飲め、お披露目会を開いたこの日はバーのような雰囲気もありました)
ガラス越しにはDIYスペースが一部屋あり、壁面にはDIYツールが揃っています。またレーザーカッター も使用できます。ワークショップスペースや集中してものづくりをしたいときに気軽に利用できそうなスペースとなっていました。
近くには武蔵野美術大学のキャンパスが比較的近くに位置しており、学生には積極的に使える環境を提供し、コラボレーションしていきたいとのことです。
都心で、新しい事業と機材を積極的に展開し挑戦していく遠藤さん。今後の展開が楽しみです。
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