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不死鳥、再び。アンジュ・カトリーナ、約1ヶ月ぶりの復帰配信で見せた生命力と愛嬌

「ただいま!」

画面の向こうから、あの元気な声が帰ってきた。2024年7月、にじさんじ所属のVTuberアンジュ・カトリーナが、約1ヶ月ぶりにYouTubeでの配信活動を再開した。

今回の配信は、アンジュがコロナウイルスに感染し、肺炎の為に入院していたことから、ファン待望の復帰配信となった。

配信開始直後から、チャット欄は「おかえりー!」「待ってたよ!」の文字で埋め尽くされる。

「みんな、お久しぶりー!」

画面に映るアンジュは、以前と変わらぬ笑顔を見せていた。しかし、その表情の裏には、壮絶な闘病生活があったのだ。

コロナ禍での壮絶な闘病生活、そして延期となった3バカライブへの想い

配信内では、コロナ感染から入院、そして退院に至るまでの約1ヶ月間の出来事が赤裸々に語られた。

「コロナって、こんなにしんどいんだって思った。咳が止まらなくて、本当に死ぬかと思った」

当初は軽症だと考えていたアンジュだったが、症状は日に日に悪化。肺炎と診断され、緊急入院することに。

入院中は、高熱と咳に苦しめられ、満足に食事を取ることすらできなかったという。さらに、咳のしすぎで肋骨を骨折するなど、想像を絶する苦しみを味わったようだ。

「本当に、神様はいないんだと思った(笑)」

そう語るアンジュは、時折笑顔を見せながらも、当時の壮絶な状況を振り返る。

特に、「さんばかLIVE」への想いは、胸を締め付けるものがあった。

「ライブを楽しみにしてくれていたみんな、本当にごめんなさい」

入院中も、ライブに出演することを諦めきれなかったアンジュ。しかし、日に日に悪化する体調と、医師からのストップがかかり、苦渋の決断を下すこととなる。

「ライブを延期するという決断をした時、申し訳なさと悔しさで、号泣しちゃった」

酸素マスクを付けながら泣きじゃくる姿は、見ている側も胸が痛む。しかし、アンジュは決して諦めなかった。

「12月の延期ライブでは、さらにパワーアップした姿を見せるので、楽しみにしていてください!」

そう力強く宣言する姿からは、3バカLIVEへの並々ならぬ想いが伝わってくる。

辛い治療も乗り越えられたのは、ファンや仲間たちからの温かい励ましがあったから

過酷な闘病生活の中で、アンジュを支えたのは、ファンや仲間たちからの温かい励ましだった。

「みんなからのリプライやDMが、本当に嬉しかった。闇に落ちそうになっても、みんなの声のおかげで、持ちこたえることができた」

配信内では、ファンからのメッセージだけでなく、同期のVTuberであるリゼ・ヘルエスタや戌亥とこ、そしてサロメ嬢など、多くの仲間たちから励ましの言葉や写真、動画などが届いていたことを明かした。

特に、リゼと戌亥とこ、そして「にじさんじユニット歌謡祭2023」でMCを務める予定だった夢追翔との3人で行われた配信は、アンジュにとって忘れられないものとなったようだ。

「あの配信は、本当に嬉しかった。意識が朦朧としていたんだけど、最後まで見て、本当に良かった」

仲間たちの心からの励ましが、アンジュの心を支え、復帰への原動力となったことは間違いないだろう。

完全復活とはいかないまでも、前向きな姿勢を見せるアンジュにファンも安心

約1時間の配信の中で、アンジュは自身の体調や今後の活動について、包み隠さず語ってくれた。

「まだ完全復活とはいかないけど、毎日少しずつ回復しているのを実感している。焦らずに、マイペースに活動を再開していきたい」

そう語るアンジュからは、再びファンの前に立てる喜びと、今後の活動への意欲が感じられた。

配信の最後には、「今日は本当にありがとう。また、みんなと楽しい時間を過ごせるように頑張ります!」と、ファンへの感謝の気持ちを伝えた。

今回の配信は、アンジュ・カトリーナというVTuberの、人間としての強さと魅力、そしてファンや仲間たちへの深い愛情を感じられる、感動的なものとなった。

完全復活とはいかないまでも、前向きな姿勢を見せるアンジュに、ファンもひと安心したことだろう。

これからも、持ち前の明るさとユーモアで、私たちを楽しませてくれるに違いない。


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