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動物看護師の魅力

先日、セミナーの中でお話しした

私にとっての「動物看護師の魅力」をお話したいと思います。

社会人になってから今日までの間で、仕事で悩んだり、将来を不安に感じることはありませんでしたか?
少なくとも私はこれまで何度も悩みました。

・私、この仕事向いてるのかな?
・仕事に疲れた。このままでいいのかな?

仕事や将来に対してネガティブな気持ちになった時、
「私ってなんでこの仕事に就いたんだっけ?」
初心を振り返るようにしています。

私は、小学校3年生の頃飼い始めた、愛犬との出会いをきっかけに、獣医療に携わりたいと、考えました。
この子が将来、年老いたときに、私が支えてあげたい。
そんな風に思うようになり、偶然母と行った動物病院で動物看護師の存在を知り、この仕事いいな!と、子供ながらにあこがれて、今に至ります。

では、「皆さんはなぜ、この仕事に就いたのですか?」
必ず、きっかけや想いがあったはずです。
この機会にぜひ、思い出してみてください。

仕事や、自分の人生で悩んだ時、初心に返ると、その当時の、仕事に対する熱い想いが沸き上がってきます。
「そうだ!私はこの子と約束したんだ!」

夢を思い描くだけでワクワクしていた当時の自分を思い出し、そしてまた前を向く。

そんな風にして、悩んでも、立ち止まって、自分がありたい姿を想像して、歩んできました。

今では愛犬との約束が、私にとっての原動力です。

では、この仕事に就いて良かっこと。

それは、

・好きな仕事ができることの幸せ
・たくさんの飼い主さんや動物たちとの出会い
・仲間との出会い
・拡がる可能性

動物看護師の皆さんはきっと共感してくださる方も多いかと思いますが、
動物が好き、この仕事が好き、とても大切な気持ちですが、それだけでは続けられない仕事でもありますよね。

私もこの仕事に就いたきっかけは「動物が好き」でしたが、経験を積んでいく過程で、努力や忍耐、向上心、といった、成長したいという気持ち、仕事を楽しもう、という気持ちがなければ、きっとモチベーションを維持することは不可能だったと思います。

きっと皆さんにも、これまで向き合ってきたであろう、悩み、困難、悲しみがあったはずで、その1つ1つをクリアしてきたからこそ、今、この瞬間も、動物看護師としてお仕事をされているのだと思います。

それは、一見当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、実はとってもすごいこと。
目の前のハードルの高さは、周りと同じような悩みでも、人それぞれ高さは異なるものです。
そのハードルを越えられたこと、困難をクリアしてここまできた自分自身を、ぜひ、褒めて頂きたいなと思います。

相談窓口でもたくさんお悩みを頂きます。
誰もが必要としている「承認の欲求」を、満たされないと感じることは、思考もネガティブになりがちです。
自分が一番の味方ですので、時に原点を振り返り、そして、この仕事の好きなところ。今、この場所にいる自分自身を褒めることが、ステップアップの一歩にもなるはずです。


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