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南フランス プロヴァンス

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南仏の小さな村や周辺のまとめ
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生乾きのシーツセットを手渡してきた宿主の主張

それは、フランスのニースのある格安宿に 娘と泊まったときのできごと。 チェックインを済ませたあと しばらくして シーツと枕カバーを宿の人から受け取った ポンっと手渡されたそのシーツ 「あれ??なんかじっとり.......」 かるく湿っているというより かなりジメ~~っとした状態。 「これ濡れてるけど.....」と 軽く抗議してみたところ 驚くべき返事がきた。 「乾かす機械が壊れている」 濡れているのを、 機械のせいにするのだった。 「だからといって濡れたまま渡

個人でモノを売る暮らし

南仏の村に滞在していた期間、たくさんの気づきがった。 はじめは、昭和40年かっ!とツッコミどころ満載だったけれど、暮らしそのものがどこかなつかしく、生きるとはなんぞや。なーんてじぶんの生活も仕事も見つめ直すきっかけとなった。 そのひとつに、村で週に一度開催されるマルシェがあった。 その村のマルシェは、個人が活躍しているので見ていて楽しかった。 村の景観そのものがテーマパークのようだから、こじんまりやっていても、決してショボイのでななく、素敵だった。 しかも、売ってる

南仏の小さな村で驚いたこと

南仏のある小さな村で2ヶ月滞在した。 毎日が日曜日のようなのどかな村の暮らし。 その中でちょっとした異文化を感じた出来事について書こうと思う。 私は日本ではお目にかかることのない文化体験が大好物だ。 わたしの脳内ではその度に「日本にこれを導入したらどういうことが起きるか?」 ということをいちいち妄想するのが楽しみとなっていた。 そのうちの1つが、路線バス。 まず運転手さんが、完全フリースタイルなのが楽しい。これは日本以外だとおそらく普通のことだとは思う。 バスに

南仏ではオリーブの木より100均のプラスチックのほうが高級だった

南仏(フランス)では、ハテナの出来事が多すぎてネタが満載である。 私が衝撃を受けたひとつに オリーブの木のピーラーと、100均で売ってるプラスチック丸出しの真っ青なピーラーの価格がほぼ一緒だった。ということがある 「オリーブの木」といえば日本だと高級品 料理好きな方なら誰しもあこがれのオリーブのまな板や、キッチンツール。 しかし、バカ高くてコンランショップなどでは手が出ないお値段です。 南仏はオリーブ畑だらけで、オリーブオイルやオリーブの実の産地としてとても有名。

格安宿を少しでも快適にする工夫

当たり前かもしれませんが、格安宿はそれなりの理由があります。 なので、「宿に行ったらグッズが揃ってるからいいよね。」 という認識で行くと結構まずいので、あったら確実便利という話をしようと思います。 格安宿へは荷物の準備と心の準備が必要です! ここでの「格安宿」とは、元々の値段設定が安く、いい宿をSALEだらから安くしてますの宿とは違いますのでご了承ください......。 ちなみに、ここでは主にフランスでの話です。 困った第一位 シャワー室にグッズ置き場がない!

フランス女性は太陽を恐れない、楽しんだもん勝ちな考え方

しみ?? そんなの関係ないわ! しわ? なにそれっ?! と言ってるかはどうかはわかりませんが、 そのくらいの勢いで、好んで太陽をガンガンと浴びているフランス女性たち。 韓国では、数珠つなぎのように美容整形の病院が立ち並んでいるのを見るが、フランスでは見たことがない。 というか、美容整形のような病院があっても誰も行かないからないんじゃない?と言われ納得....... だって、見事に本当に気にしてなさそう。 では、どうして気にしていないのか、 いや、どうして焼けたいのか

フランスでダウンを着ている7割の人が着ていたメーカー「JOTT」

これフランスで流行ってるの? というぐらい、ダウンを着ている人の約7割が同じメーカーを着ていることに気づきました。 去年の冬のことです。 後に調べて分かったことですが、「JOTT(ジョット)」フランス語でどういう発音かはわかりませんが、ジョットというブランドのダウンでした。 私は全く知らなかったのですが、ネットで調べてみるとすでに日本公式オンラインストアがありました! どうやら南仏発祥らしいです。 通りで南仏で着ている人をたくさん見かけたと思ったら.....。 この

南仏の風景と家ごはんを集めました。#1

こんばんは。 いつも遊びに来てくださってありがとうございます。 世間は4連休ですが、どこも行かず引きこもっているので自然とたわむれた南仏のちいさな村カドネの風景と、食生活(娘作)をなつかしみつつ紹介したいと思います。 カドネは人口約3,000人の小さな村です。だけど本当に3,000人もいるのかな?と思うほど人があまりいないのどかな村です。 日本人は娘夫婦だけ。 2020.7現在はパリで暮らしています。 この自然の中で暮らしを体験したことで、自然を大切にしたいという

南仏カヴァイヨン村と家ごはん。#2

こんばんは。 いつも遊びにきてくださってありがとうございます。 昨日ご紹介した南仏のちいさな村カドネの第二弾となります。 昨日投稿した記事はコチラからになります。 南仏にあるカドネは人口約3,000人の小さな村です。 カドネ村は、パリから7~800kmの場所に位置しています。 TVGフランスの新幹線の停車駅「エクサンプロバンス」から直通バスだと、1日に3本しかなく日曜日はバスもないというとっても不便なところです。 エクサンプロバンスと、有名なマルセイユの界隈には

南仏のちいさな村ルールマラン#3(Lourmarin)

こんばんは。2日連続南仏村特集っぽくなってしまったので今日も村シリーズにしたいと思います。 南仏カドネ村と家ごはん#1はコチラから 南仏のカヴァイヨンと家ごはん#2はコチラから 南仏にある村カドネを拠点として近隣の村や街を廻った時の記録になります。  ・・・・・家ごはんはお休みします('ω')・・・・・ 南仏ルールマラン(Lourmarin) ▲ 写真はルールマラン城です。中も見学できます。 本日ご紹介する村はカドネ村よりバスで10分程度のルールマラン村です。バ

南仏のちいさな村キュキュロン#4

こんばんは! 3日連続プロヴァンス地方の小さな村を紹介しました。えっと、昨日はルールマランのお話でした。ありがとうございます(^^) カドネ村からちょっと足を延ばしたカヴァイヨンについても「クライミングが無料でできるんだよ~~!」 などのお話をしました。 さて、今日は違う話題にしようと思いましたが勢いで村シリーズ宣言。 キュキュロンをご紹介してみようと思います。キュキュロン(Cucuron)と書きます。 フランス語ゼロの私の耳には、キュキュホン と聞こえます。 キ

フランスの新幹線TGV、利用するならLCCが安くていい。

パリから南仏へ行くには、新幹線を利用する場合が多いのではないでしょうか。フランスの国鉄が運営するフランス版新幹線TGVは有名だとおもいますが、なんとTGVのLCC版(格安)もあるんですよ! 今回は、その格安版新幹線「oui」を利用してエクサンプロバンスまで行きました。 LCC版「Oui」チケットの値段フランスは日本と比べると交通費は安いです。 この格安LCCも安いのですが、飛行機の同じで乗る日と時間帯によっても価格が変動します。 めちゃ安な時で16€とかもあります。例

南仏カドネ村と家ごはんと初めて知った建築のヒミツ

南仏にある、カドネ村という小さな村に去年2ヶ月ちょっと滞在しました。 パリなど大きい都市であれば韓国食材屋さんなどでお米も調達できるのですが、この村ではそんな需要もないので売っていません。 私がフランスに行くときにスーツケース1つ分「日本の食材」を運んでいきました。やっとの思いで運んだお米や日本の食材は貴重です。 私はいつだってご飯なんて食べられるし、カドネではパンだけ食べてよ――っと。って思って意気込んでたのですが、 大好きなクロワッサンがいつでも食べることができる

ニースの石とZENの心

こんばんは。 今日はフランス人が思う「ZEN(禅)」のイメージについて思い出したのでnoteに書いてみようと思います。 フランスでは「ZEN」が密かに流行していました。フランス人が思う最もわかりやすい表現は小石を5段ぐらい積み上げてるスタイルです。 もっと簡単に説明すると石を積み上げた状態のことを「ZEN」と言ったりしています。 それはどういうことかというと、日本風という意味合いも込められていて「和」のイメージを表現したいときに使ったり、ヨガのような精神世界の要素も含