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なぜ今、音声ビジネスなのか?

ここ1、2年くらいで音声ビジネスの話をよく聞くようになってきました。

自分自身が音声業界に携わっているということもあるとは思いますが、それでもNewsPicksでも特集が組まれたり、音声に特化したイベントが開催されたりと注目度は上がっている気がします。

特に音声メディアは急速に普及しているように思います。
テレビから動画に移り変わりつつあるように、ラジオから音声メディアに変わるのも当然の流れかと思います。

これからは、受動的に情報を得るのではなく、能動的に情報を選択するのが当たり前になってくるでしょう。


さて、僕が考えるに音声ビジネスが普及してきているのには3つの理由があると思います。

スマートフォンの普及

これは言わずもがなですね。
いつでもどこでも自分の得たい情報にアクセスできるようになりました。

ワイヤレスイヤホンの高品質化

ワイヤレスイヤホンの種類も豊富になってきました。
現代人はとにかくやることが多いので、耳の可処分時間を有効に利用することも大事になってきます。
移動中や家事の最中など、ながら聞きをできるのが音声の良いところですね。

僕がよく利用するのは、耳の穴を塞がないタイプのイヤホンです。
移動中や仕事中でも外部の音を聞くことができるので、安全に周囲に気を配りながら利用することが可能です。

他にも音楽を楽しみたい人には高解像度のイヤホン等、ニーズに合わせてイヤホンも選べるようになってきました。

データ通信料の低価格化

3年ほど前までは、大手携帯会社のデータ定額プランは、月5GBまでくらいが多かった気がします。

しかし、今は20GBや30GBのプランもありますし、格安SIMも普及してきました。
20GBとなると、音声であれば、毎日ずっと聞いていても超えることはありません。
移動中のようなWi-Fiの繋がらないような環境では大事な要素かと思います。


ここまでは、音声メディアについて言及してきましたが、音声ビジネスというと、音声認識や音声合成も含まれます。
技術がここ数年で飛躍的に向上して、実用に耐えうるレベルになってきたことも、音声ビジネスが盛り上がっている要因だと思います。


さて、今後の音声ビジネスで、個人的に注目している領域は音声SNSですね。

声にはやはり文字で伝えきれない感情や魅力があります。
実際、TikTokやSnapchatのような動画SNSが流行っています。
動画より手軽に、かつ状況を選ばずに発信・受信できる音声もポテンシャルは十分だと思います。

さらに、ARが普及してくると操作の不要な音声がメッセージアプリに変わる可能性も多いにあり得ます。


ちょっと雑多になってしまいましたが、以上が僕が考える音声ビジネスが注目されている理由とこれからに期待するところです。

僕自身ももっと音声ビジネスを盛り上げていけるように行動していきます!


株式会社voiceware
代表取締役CEO 田村一起
http://voiceware.co.jp/

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