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今からでも遅くない!自家焙煎珈琲豆屋(ロースター)でもできる環境に良いこと

環境に良いこととは

環境に良いことを考える前に今、地球環境で何が起きているかを知る必要があります。思いついただけでも地球温暖化、海洋汚染、食料問題、ゴミ問題など環境問題をインターネットで検索するとあらゆる関連した情報が出て来ます。又、TVのニュース番組でも毎日のように取り上げられているのは皆さんご存じだと思います。それぞれの問題の詳細については是非、ご自身で検索して確認されることをお勧めします。又、この後に挙げる環境問題以外の環境問題についても確認してみてください。
今回、多くの環境問題の中でも自家焙煎珈琲豆屋(ロースター)が関わりそうな問題とできること(環境に良いこと)について考えてみました。環境問題は多くて対策を取るとなると重く考えてしまう方も多いかと思いますが、簡単に始められることも多く、そのきっかけとなれば幸いです。

地球温暖化

近年、地球の平均気温がどんどん高くなってきており、それに起因すると言われる異常気象や自然災害の発生頻度が増えています。それらは二酸化炭素がその多くを占める温室効果ガスの増大が原因と考えられています。そして排出される二酸化炭素は、おもに化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)を燃焼させることによって排出され、電気などのエネルギーを作る際やガソリンを燃料とする自動車などの排出が多くを占め、二酸化炭素の排出を減らす対策が必要と言われています。

自家焙煎珈琲豆屋(ロースター)ができる地球温暖化対策
・こまめな室温の調節や、節電、省エネに心がける。
・焼却処理される可燃ごみを減らすことで二酸化炭素の排出を減らす。
・紙コップから繰り返し使えるマイボトル、タンブラーの使用を促す。
・繰り返し使用できる容器や容器を持参してもらい珈琲豆の量り売りを行う。
・ペットボトルの削減を目的とした給水スポット等に登録する。
・二酸化炭素の排出の少ない自然エネルギーで発電する電力会社を利用する。

海洋汚染

人間も含めた海洋生物の健康に有害な物質が人間によって海に流出されています。その大半は海洋ゴミによる汚染で特に深刻なのは海洋プラスチックゴミと言われています。地上で出たペットボトルやプラスチック製の袋が汚染の要因となっています。これら以外では工場や家庭からの排水や海上事故による船からの大量の油の流出などもあります。
これらが原因で海洋生物やその周辺で生活している生物の減少が心配されています。

自家焙煎珈琲豆屋(ロースター)ができる海洋汚染対策
・ペットボトルの削減を目的とした給水スポット等に登録する。
・生分解性素材を用いたカップやストローを使う。
・商品持ち帰り用のプラスチック製の袋から生分解性素材の袋や再利用できる紙袋などに変える。

食料問題

先進国による食べ残しや、賞味期限切れが原因で大量の食糧が廃棄されている一方で、発展途上国では深刻な食糧不足が起きています。まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物(食品ロス)を減らす取り組みが必要です。

自家焙煎珈琲豆屋(ロースター)ができる食料問題対策
・賞味期限切れのコーヒー豆の再利用方法を検討する。

循環型社会を目指して

限りある資源の大量消費による大量の廃棄物を発生させるサイクルから、再利用、再資源化するサイクルの構築を行い再利用、再資源化ができないゴミを最小限にする工夫や、ゴミ自体を出さない工夫が必要です。

自家焙煎珈琲豆屋(ロースター)ができる循環型社会の構築
・繰り返し使用できる容器や容器を持参してもらい珈琲豆の量り売りを行う。
・コーヒー抽出後のコーヒーかすをコンポスト(肥料)にして再利用する。
・地域のコーヒー店が協力して上記のサイクルを構築する。
・コーヒーかすを資材化して別の製品の資材として再利用する。
・コーヒー生豆が入っていた麻袋をアップサイクルして別の商品として活用する。
・珈琲豆焙煎時に出るシルバースキンの再利用を検討する。

以上、環境問題について対策を考えてみましたが参考になりましたでしょうか。

最後に環境問題の項目別に出来る対策を考えてみましたが、それぞれは共通の問題だったり相互に関係していたりするので、一つ対策を取るだけでも多くの問題を改善させるものもあります。是非、簡単に出来ることから始めてみてはいかがでしょうか。

2022-07-01 VOICE of COFFEE

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