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先日めでたく44歳となりました。

歳をとることは全くいやじゃなくてむしろ楽しみでしょうがないです。

とくに2年前に兄が死んでからは余計そう思うようになりました。
母からのお祝いのメッセージが「おめでとう!元気でいてね!」。
80近い母が娘に「元気でいてね」って、切実な想いが感じられてちと切なかった。。

さて実は夫の誕生日は私の誕生日の1日前。
例年は二人のお祝いを一緒にして、どこかにご飯を食べに行くことが多いです。と言っても夫は上品でレベルの高いレストランなどより、賑やかなシュハスカリアやオープンな雰囲気のレストランが好きなので、いわゆる日本人が思うところのお祝いのお食事とはちょっと違うけれど。まあ私もそういうのは好きだし気楽でいいです。

周りのブラジル人の好みを聞いてもそんな感じが多いかな。
有名なイタリアンやフレンチでかしこまるよりも、
賑やかで開放的で自由で音楽が鳴ってて、食事とおしゃべりをわいわい楽しむ。

今年はコロナ騒ぎもあり、ダイエットを試みていることもあり、私としては、「まあどうでもいっかな」くらいの感じで正直特別なことをしないですむならそうしちゃおう、、と思ってました。

でも、イベントごとをちゃんと祝いたい夫だと知ってるので完全にスルーはできません。

付き合って初めてのバレンタインの時のこと。

数あるイベントごとの中で最も興味がないのがバレンタイン。外国人だしよく日本の風習も知らないだろうとなにもあげませんでした。

だけどその数週間前にどこぞの誰かに「バレンタインは日本は大好きな人にチョコレートを送る日なんだよ」と聞いていたらしく、私があげなかったことにショックを受け、私たちを取り持ってくれた友人に本気で悩みを相談していたという、、、「俺のことを好きじゃないのかな」と。

全くかわいいものです。そしてどいつが言ったんだ、そんなこと!

それ以来チョコはちゃんと渡すし、イベントは結構きちんと計画をし、ご飯を食べにいったりなど、若い子のように張り切ってやっています(私が)

緊急事態宣言が解除されたとはいえまだまだ自粛モードのわれらですが、そんな夫の好みもあるので、彼の誕生日当日は、近所のオープンカフェならぬオープンバーみたいなところで乾杯と軽食をしてきました。

久しぶりの外食だし開放的なスペースだしめっちゃ気分よかった!

このお店はKA◯DIみたいな輸入食品店の隣にあるワインショップがやってるデリ&カフェバーみたいなところ。レジでオーダーして自分でテープルに持ってくる気軽なスタイル。そして外テーブルもある。

なんかブラジルみたいです。気軽にサクッと飲めてさくっと帰れるお店が日本には少ないのでこういうお店が増えて欲しいなって本当思う。夫とブラジルに帰った時こんなバーに入り浸りでした。


次の日の私の誕生日。私は普通に仕事をすませ、夕飯はダイエットメニューで味噌汁納豆を準備。

帰宅して食卓を見た夫が、「えー!それでいいの?!」と。
私は「だって誕生日だけど普通の一日だよ、私はへいき」と
夫「誕生日って自分だけのもの、大事じゃないの?」と。

うん、とても大事でありがたい日なのですけれどね。普通にその日を迎え、変わらず過ごせることのありがたさよ。。ただそれだけです。

もちろん夫もそういう感謝を忘れてない人だけれどね、やっぱりそこはパーティーやお祝いごとが好きなブラジル人。楽しむことが上手なのでそこは見習いたいところだな。

まだまだ生活は元に戻らないし新しいライフスタイルを模索することになるだろうけれど、日常に感謝しつつもブラジル式で上手に日々を楽しみたいな、と思います。

Tchau, até mais!

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