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“怪談”を世界の共有語にしたい

怖い話、怪談って普段聞きますか?

ぼくは好きなのでたくさん聞きますが、そうじゃない方の方が大多数かなと。ぼくが初めて触れたのは小学生時代に見た“本当にあった怖い話”。

当時はここまで言語化できていたわけではありませんが、「同じ世界にこんな非現実的な体験をしてる人がいるんだ!」というワクワクを感じられたので、怖くても見れていたんだと思います。

創作のような世界。ハリーポッターやティムバートンの世界も面白かったんですが、魔法なんてこの世にないからとある種ドライに見ていた。でも、オバケは現実で見るかもしれない。知らないところで現実に起きてることかもしれない。

ロマンがありました。

家族みんなで見るけど寝る時はひとり。思い出してブルブルする。トイレに小走りで行ったり電気をつけたまま寝たり。でも嫌じゃなかった。

そんな楽しさ感じられた怪談。
今は、喋る側になっている。

この当時のワクワク、お化け屋敷にみんな出入りワーワー言いながら楽しむ。そんな時間を“喋り”で提供できたらと思っているんです。


あ、そうそう。この記事を書きながら「ハロウィンっていつからなんだろ?」とふと気になりまして。10月31日が本番のイベントらしいですね。でもね、もう100均とかではハロウィングッズが出てるんです。まだまだ暑い日も続くのに。実際の気温と季節の催し物が合わない合わない。

海外にもゴーストハウス、ようは事故物件はある。ポルターガイストもある。日本のような“怪談”怖い話を語る文化があるかどうかはわかりませんが、なかったらより一層伝えていきたいですね。歌舞伎、落語、怪談。お芝居でも伝統芸能でもどこかしらに絡んでいる怪談。

人の想いや念、形として目に見えるものではありませんが確かに存在する。その不思議な、解明不明な感じがあるからこそ語り継がれる。そんな“有野と言ったらこれ”のような“十八番怪談”をもちたいなぁ。


ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

怪談イベント「三面恐」

正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。