「AI」「新卒就活」「キャリア」。
ボイスキャリア事務局です。簡潔ですが、表題について思ったことを、完全な思いつきで書こうと思います。選考対策というよりも成長志向のある学生向けです。就活が終わった26卒学生もいると思うので、残りの学生期間や入社直後の参考になればと思います。
◯学生の文章能力がやたらに上達している
人事も気づいていると思います。明らかに、生成AIにチェックしてもらった綺麗なメール文章が、学生から事務局に送られてくるようになりました。言葉遣いはもちろん、メールの改行や体裁までしっかりした文章になっている。我々(30代前半)だけかもしれないですが、メールは新卒時代に、先輩から何度かチェックをいただき、社内外に送付が当たり前、何度も繰り返して文章能力が上がるという成長曲線でした。文字で人柄や能力を図ることは難しく、誰が書いているのかすらわからないです。以前どこかで言いましたが「文字コンテンツの価値は下がる」ということがすでに起きています。
◯圧倒的に起業しやすい
学生起業で結構手こずると思うのが法律知識だと思います。特に起業したての0→1フェーズは、法務や税務の知識があるかないかで、事業アイディアの発想やリスク管理に大きな差が出ると感じます。ただ弁護士先生、税理士先生にお世話になると毎月お金がかかります。契約書チェック、お金の計算など、結構なクオリティで生成AIが24時間付き合ってくれるのはすごい時代だなと思います。ボイキャリユーザーさんでも起業と並行しながら就活をしている方がいますが、生成AIだけは有料課金をお勧めします。
◯優秀ならAI選考されない
自分が市場価値の高い人間であると証明されていれば、AIは活用されません。直接会いにいきたくなるものです。
◯入社直後に求められるスキル
大企業向けかもしれませんが、スピーキング能力、可愛がられる能力な気がします。情報感度の高い学生ならAIを使いこなして、新卒がやるようなメール、議事録、資料(エクセル、パワポ)の作成など、文字作業はほぼAIで、先輩上司に1次チェックをもらえるレベルの叩き台は完成してしまいます。一方、チャンスを与えるのは人が決めます。チャンスが成長と経験を与え、複利となります。ビジネスパーソンが実績の無い若手にチャンスを与えるときは上記2点がほぼ全てです。就活でやる面倒な作業(Webテスト勉強,ES作成)は入社後ほとんど役に立ちません。ただ、人によっては何十回もやる面接は資産性があり、入社後も役立つので頑張ってください。
最後に、直近では入社前までにAI活用にとても詳しくなった状態で入社し、上司を支える能力です。若い方が思っている以上に人は歳を取れば取るほど、新しいサービスへの反応が遅れます。例えばTikTok運用代行事業で40歳以上の方ってほぼいないはずです。AI活用は多くの上司にとって、「キャッチアップが必要とわかっているが億劫なもの」なので、支えてあげましょう。重宝がられます。