【動画🎓🎞️】米国証券取引所統廃合の変遷と日本の取引所との違い～『お金の教科書STEP5.0』5-2

アメリカには数多くの証券取引所がかつて存在しましたが、現在では統廃合され大きく以下の3つの取引所に集約されています。

かつて「すずかけの木の協定」(1792)でブローカーたちが交わした約束に基いて取引が公平に行われることに始まる米国証券史の舞台となったのがNYにあります。

その筆頭は米国を代表する大手企業が数多く上場し、世界一の取引量を誇る証券取引所はウォール街の一角にあります。

New York Stock Exchange(通称NYSE)は1903年に完成したクラシックな外観の建物ですが、中は改装されハイテクな仕様となっています。

ニューヨーク証券取引所 · 11 Wall St, New York, NY 10005 アメリカ合衆国

またNYタイムズスクエアはブロードウェイのすぐ近くですが、その横に円筒型のビルがあります。ここが世界初の電子取引所NASDAQ本社です。

電子取引所なのでNY証券取引所のように人が取引の仲介をしたりはしていません。

Street View of NASDAQマーケットサイト · Google Maps

一応、上場セレモニーができるスペースがあり、取引ボードが中にはありますが実に簡素です。

地図にするとこのようにマンハッタン島の南端とセントラルパークの手前といったところでしょうか。

そしてNYから少し離れたシカゴにChicago Mercantile Exchange(通称CME)があります。

NYからだと飛行機を使っても2時間半かかる
車だと13時間(約1300km)

その歴史は古く1889年に取引が開始され、当時の面影を残すのはシカゴ商品取引所(CBOT)の取引時間を示す時計くらいになっています。

141 W Jackson Blvd · 141 W Jackson Blvd, Chicago, IL 60604 アメリカ合衆国

CBOTはトウモロコシ・大豆などの穀物を中心とした先物取引を行い、2007年7月に株式や債券、金融派生商品デリバティブなどの金融商品も扱うシカゴマーカンタイル取引所(CME)によって買収統合され、世界最大のデリバティブ取引所が誕生しました。

デリバティブは投資初心者には敬遠されがちですが、決して勧めるわけではありませんが、投資対象として株式や債券などの伝統的な投資対象に見られる長期的な企業価値(収益性)で理論価格の決定する株価よりも短期的な需給による価格決定要素が強い傾向にあります。

現在、CMEの取引所そのものは1987年に建て替えが行われ近代的な高層ビルとなっています。

CMEとCBOTは車で約12分(約4km)、徒歩だと1時間弱かかる距離

Chicago Mercantile Exchange · 350 E Cermak Rd, Chicago, IL 60616 アメリカ合衆国

さて、これら米国の主要取引所ですが、どのような歴史と経緯で今日に至り、そしてどのように棲み分けをしているのでしょうか？

今回の動画では日本の投資家の多くが知らないアメリカの証券取引所の歴史と日本の証券取引所の違いなどについて解説しています。

よく見かけるNYSEの取引所内で彼らは何のためにフロアに立っているかご存知ですか？

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