無響室

硬くて軽い物で吸音する方法

概要
 トランペットを練習するため防音室を作ろうと思いました。YAMAHA製は高性能ですが重くて高価です。段ボールで作った”だんぼっち”という商品は性能がよくありません。そこで、軽量でYAMAHA並の性能を持った吸音防音パネルを作ろうと思いました。音をとめるくらい紙で十分だろうと思い開発した物が今回ご紹介する紙製吸音パネルです。この開発ストーリーです。

1.吸音方法の発明
 紙で新たな吸音方法を発明しようと一ヶ月間会社にこもり段ボールを切ったり貼ったりしながら吸音方法を考えていました。そしてついに吸音する方法をみつけました。音は穴に入ったら出てこられなくなることに気づきました。そこで段ボールを使い実験用のパネルを作りました。
 このパネルに耳を近づけてみると映画館の壁に耳を当てたときと同じように無音になりました。相当吸音率が高いと思いました。
 そして、製品に近い形状の吸音パネルを紙で試作し吸音率と音響透過損失を測定してみました。厚さは100mmです。その結果が下のグラフです。これは何回か試作を繰り返し当時の最終的な性能です。35dB(500Hz)現在は厚さ60mmで37dB(500Hz)を実現しています。特許出願は2012年9月です。

石川県工業試験場での測定結果

測定風景

このあと発明と開発工程について説明します。測定データや測定風景の写真などを載せてあります。


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硬くて軽い物で吸音する方法

砂原康治 (発明家)

10,000円

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ありがとうございます。起業以来、下請けと工賃仕事をせず自分で考えたものを世に出して生きてきました。その経験をノンフィクションとして書いています。

スキありがとうございます。
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発明家です。 主な発明品としては、待ち時間表示付き仮設信号機を日本で最初に開発し商品化しました。1998年に日本初のLED照明器具を商品化しベンチャーフェアにおいて審査委員会奨励賞を受賞いたしました。私はすべて実体験を書いていきます。https://shlomo.jp/
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