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演奏家が「文化芸術活動の継続支援事業」A-②へ申請した結果

「文化芸術活動の継続支援事業」というのがあります。個人として対価を貰う演奏活動を2017年以降2回以上している事業主であれば申請できます。

演奏家以外も勿論申請できますが、このnoteは演奏家に向けて書いています。他のジャンルでもご参考になる部分があるかと思いますが、演奏家目線で進めます。

A-① 簡単な審査で、20万円までの経費に対して補助するよ!という制度
下限は10万円です
。領収書など提出する必要がありますので、申請者の懐に入るお金はありません。持続化給付金と組み合わせてうまく活動したいですね!

自分の申請したA-②より積極的な取組を行うフリーランス等向け(上限150万円)というものです。

どちらも感染症対策のために使った経費にも使えます。
自宅教室の対策費も可能です。

■文化庁の継続支援事業について

第1次募集は7月末で締め切られましたが、8/8から第2次募集が始まっています。
第1次で申請をし免許証の裏面の添付忘れていますよ〜との連絡が7/23にあってから音沙汰なしでしたが、8/10に「確認、審査中」とステータスが変わり、8/11のお昼に事業決定となりました。

文化庁の該当Webはこちら
https://www.bunka.go.jp/shinsei_boshu/kobo/20200706.html

■まず時系列に

7/9 MPNに事前確認番号発行依頼書をメール申請
7/13 MPNから事前確認番号の通知
7/13 申請
7/23 書類不備の連絡(免許証裏面不足)
8/10 マイページのステータスが「確認、審査中」に変わる

今日8/11のお昼に

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といったところです。

連休中に「確認、審査中」とステータスが動くとは思っていなかったので感謝しかありません。

各種団体に、事前確認番号を発行して貰うと、活動実績の書類などを添付の必要がなくなり書類作成の手間と審査時間の短縮になるようです。

■どんな内容で申請したか

A-2という「より積極的な取組を行うフリーランス等向け」に約80万円で申請しました。
こどものうたチャンネル」というYouTubeを3月に開設したので、これまでにかかった経費と今後10/31までにかかる経費、そして新しい試みで配信コンサートを行うための経費、こんなところを申請しました。

美容代、衣装代、楽器のメンテナンス代
こんなところは申請していいよ!ということになっています。

弦の張替え、弓の毛替え、調整なんかも対象です。

難しいのは自分の報酬は含めることができないこと
YouTubeは持ち出しで元々やっているので、これの負担が減ればいいな〜といったところです。

ですが、人を雇うことはできます。演奏の場合は、時給6400円
これを何人かで依頼しあえば、自分の収入にもなります。

※精算の手引きでは、雑役務費は実費でいいので常識の範囲内であれば一般的な出演料で問題なさそうです。(8/14 Vol.2執筆)

規定の時給がありますが、通訳、翻訳の費用も対象です。
なので、世界に向けた配信コンサートなんかもできそうです!
ワクワクする!(いや、自分申請してないじゃん)

機材はレンタルを主とする。
ただし、補助事業を遂行する上で必要不可欠な消耗品は10万円以下なら申請して良い。こんな感じです。

楽器も申請可能ですが、新しい試みとしてリコーダーに挑戦!といったようなことなら申請が通ると思いますが、自分のメインの楽器は難しいように感じました。問い合わせをしていないのでお時間ある方は問い合わせてみると良いです。

■この補助金の良いところ!

稽古だけの費用を認めてくれることなのです。
ご自宅が音出し不可の場合、スタジオ借りて練習されると思いますが、2/26〜10/31のスタジオ代をこの補助金で2/3は負担して貰えます。
自宅教室のコロナ対策費も計上できます!

自分のケースでは、YouTubeだけで80万になったのと150万ギリギリ狙って採択されないのもイヤだったので、コロナ対策費はつけませんでしたが、消毒液やオンラインレッスン用の機材など計上できます。

非接触型の体温計が高値になっているので、この辺りは申請しておけば良かったかな?とも思っています。

■採択されたので

9月〜10月に、こどものうたチャンネルの有料配信コンサートを行います。

申請では9月中としましたが、この時期の採択となったので10月にずれ込むかもしれません。殺風景な配信コンサートにならないように工夫もしてみました。まだ詳細をつめていないので、どうなるか分かりませんが楽しみにしていただけたら幸いです!

まとめ

ある方の話では、第一弾で申請があったのは全額支給としても80億らしく予算の560億から程遠いようです。
申請が少ない=文化人は困っていないと国に思われてしまい、今後の支援が減ってしまう恐れがあります。

ぜひ皆さん申請してみてください!

一度でも現場でご一緒している知り合いに限り、アイデアの提供や簡単な相談はいつでも受け付けます!
みんなで力を合わせて、この難局を乗り切りましょう!

お役に立てましたら、

の情報のシェアなどしていただけたら幸いです。

皆様からのサポートは、次のイベントやコンサートの企画や準備のための貴重な経費や機材購入の費用とさせていただきます!