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オンライン会議ツール体験 ~ライブ・スポーツ編

就活に使用したオンライン会議ツールの比較を以前行った。

あれから数ヶ月でオンライン会議がさらにスタンダードなものになり、また要求に応じて会議ツールが改良を繰り返し、さらに今後も広く使われると予想される。新しい使い方に、ライブ・スポーツ観戦がある。


先日、Microsoft TEAMSを用いてスポーツ観戦を行う機会が得られたので、自分の経験をnoteしておきたい。まず最初にお断りしておかなければならないのは、TEAMSをライブ観戦で推奨されるのと違う使い方をしたという点である。
スポーツ観戦は抽選で席が当たったもので、利用にはデスクトップないしはラップトップPCを使用するように書かれていた。しかしソファでビールを飲みながら観戦したい、という本能的な要求に従うために敢えてiPhoneを使用した。

iPhoneでもちゃんとTEAMSのアプリは動いたが、まずこれで試合内容を見ながら自分の応援用にも使うには無理があった。理由の一つは画面が小さすぎて、通称"TOGETHER"モードと呼ばれる座席に座ったグラフィックス(タイトル画像)と試合を同時に見ることは不可能なこと。もう一つは自分の使用歴5年のiPhoneでは処理速度が追いつかないことがあること。(例えば、設定を変えようとすると一々タッチに対する反応が遅い。)


中心に写る位置にカメラを置き、試合はテレビを通じて見た。実際に使って気づいたのはテレビの中継には5秒程度のディレイが生じることである。つまりiPhoneの中で歓声が湧いた5秒後に、テレビでは得点が入るという状態。バーチャル・シートに座っている自分の試合に対するリアクションが5秒遅れるのは、ライブ観戦とは言えないだろう。

仕方ないので、iPhoneの中のみんなに合わせてリアクションを入れるという、フシギな観戦となった。ラップトップが故障して画面が映らないことが、こんな時に不便を起こすとは...。(ちなみに普段は、外で使う用事がないのでラップトップをデスクトップと同じように外部モニターに繋いでおり、今日まで問題なかった。)

以上の点を除けば、実はズーム等の会議とそれほど変わらない。TEAMSで観戦している人たち向けに、試合中にマスコットが登場したり、応援チームがクイズを出したりと盛り上げる工夫がなされていた。また一度接続が切れた後、接続し直すと、自分に割り当てられるバーチャル・シートが変わる仕様になっていることもわかった。しかし肝心の、試合の会場で自分が何処に映し出されているかは、結局最後まで確認できず仕舞いであった。

現時点では、例えば友達同士でバーチャル・シートに座りながら一緒に観戦するというようなことは(観戦の仕組み上)出来ないが、そのような機能も盛り込めればもっと楽しいかもという気もした。とりあえず無料で見知らぬ人達と試合観戦したような気分になれる、という試みとしては悪くない。次回があれば、ちゃんと試合画面とシンクロしなければ、とは思うけれども。

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