不信

悲しみの上から
喜びは潰しに来てくれる
そんな人生、ありがち。

貴方、私
通じ合う事は出来なかったとしても
嬉しい涙を隣で静かに見せてくれたのは
自分が存在していて良かった、意味のあったのだ、と
感じさせてくれる。

楽しいは共有できる
まとまらないけれど
まとまらない感情を
表せる場所は
ここでも、目の前にもある

最近よく
人間も悪くないんだなぁって
捨て身の自分に染みる夕やけを
苦手な上司と見た
不思議で複雑な時間だった。
それでも
温かく心をお風呂に浸からせてあげられた のは
やはり生きていないと感じられない 人間。

目が悪くても
目の前は広くひろがっていて
見えなくても、見ようとしなくても
やっぱり心から信じられなくても
楽しみを見つけて育てていかなきゃって
ドブの中の金魚に思わされた

さて、
今宵も深く、冷たく、生温い風を
浴びようか。