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理事の想い②鈴木 美帆

今回は、団体の立ち上げメンバーであり、理事である鈴木に想いを聞きました。

○活動を始めた経緯

私はかつて外国人のお子さんが多数在籍する保育園で働いていました。
そこで、お母さんたちやお子さんたちとコミュニケーションを取ることがかなり難しいなと感じていました。
子供が日本に来てすぐ、言葉も分からない中で1日保育園に預けられ、園に馴染まなくてはいけないという状況を間近に見ていて、私たちにもっとできることがあるのではないかと感じました。

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行事の際も、例えば運動会と聞いても親の参加が必要なのか、子供たちだけが参加するのか分からなかったり、お弁当一つとっても、コンビニのお弁当で良いのか家で作る必要があるのかなどお弁当の内容が分からなかったり、その違い1つ1つが分からない親御さんたちを身近に見ていて、保育園だけでは足りないなと感じていました。

そこで何かやりたいなという気持ちを持って、外国の方との交流のボランティアに参加しました。
ただ、ボランティアでは交流だけで何か手助けをしたり一緒に行うことはできず、単に一緒に楽しむだけだったので自分が本当にやりたい事とは違うなと感じていました。
そんな中、この団体を共に立ち上げた2人と知り合い、みんなの気持ちが一致して 何かできるんじゃないか ということでこの活動が始まりました。

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○活動していて感じるやりがい

かつて保育園で出会った親御さんたちも現在手伝ってくれて、自分たちが苦労した経験を教えてくれたりして助けてくれているのもあって、良い取り組みができているなと思います。
苦労したこともありますが、苦労した分いろいろ経験できたので良かったと思います。

活動を続けていくうちに、地域の方たちも声をかけてくれるようになり、10年以上地域の方と共にお祭りに参加したりもできるようになりました。
お祭りも、外国の方が参加するのは難しいことだけれど、その仲間に入れてくれる地域の人の温かみを感じることができました。
外国の方も日本語を使って日本人に話しかけるのは難しいと思うけれど、お祭りを楽しみながら日本語を使ったり、日本のお祭りを知ることができるのは良かったと思います。
お祭りやご近所づきあいも外国の方と日本の方のコミュニケーションの1つであり、私たちはその手助けができたら良いなと思います。
私たちの活動がそういうきっかけの1つになれば良いなと思います。

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○今後取り組んでいきたいこと

これからは子供たちも自分がやりたい職業や、やりたいことに挑戦できるようになると良いなと思います。
やりたいことや行きたい学校を目標に持つと、やる気にもなるし、その経験がプラスになっていくと思うので、マイナスもプラスにできるように成長していってもらいたいです。

これから日本に来る外国の方たちや、既に日本に来ているがまだ日本語が話せない方たちにも、日本語を話せる機会が増えていくと良いと思います。
岡崎だけでなく他の地域でも ”日本語を話すと楽しいことがあるよ” というのが伝わっていくと良いなと思います。

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