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元、いきものがかり

いまは虫が苦手

小学校低学年のときはクラスのいきものがかり、高学年では飼育委員に就いていた私ですが、最近はめったに虫もさわれないようになってしまいました。…いつからだろう。足が6本の虫は「昆虫」と定義されるように習ったおぼえがあるけれど、足が6本より少ないとか、逆に多すぎる虫も苦手で、今は見るだけでも少し恐ろしい。

飼育委員会

小学校5,6年生のときに飼育委員で、ニワトリやうさぎたちが可愛くて仕方なかったので、休み時間や放課後になると飼育小屋に通っていた。小屋は小さな人工池の隣にあり、敷地にはほとんど使われていない百葉箱が設置されていた。

私は給食のぶどうパンのレーズンが嫌いで、ぶどうパンが出た日は、持って帰るかニワトリたちにあげていた。オトウサンと呼ばれる貫禄あるニワトリは腕にのせても悠々としていて、名前負けしていない。ウサギたちはとてもすばしこくてなかなか捕まえられないけれど、たまにだっこさせてくれるおっとりしたウサギもいた。

白くて立派な毛並みのウコッケイもいたのだけれど、ある日、夜のうちに金網をやぶられたようで、犬か野生動物にやられてしまった。ウコッケイのいた間は、その小さくて栄養豊富なたまごを見つけるとラッキーで、時々持って帰らせてもらった。

中学生になってからはどんな動物とも身近で過ごしたことがないので、小学校で飼育委員として過ごしたのは、生きものと触れ合うとても貴重な時間となった。

子どものころ

何度かペットを飼っていた時期があって、当時は虫でも魚でも抵抗なくさわっていた気がする。庭ではバッタやダンゴムシ、カナヘビなんかもつかまえていたし、カタツムリの赤ちゃんを手に乗せたり、セミを捕まえたりするのも平気だった。

幼馴染の友達の家の近所は自然がとても豊かで、水もきれいだったので色々な生き物をみることができた。オタマジャクシを何匹もつかまえて家で飼っていたら、しだいに足が生えてきて、このままみんなカエルになってしまう!と気づいたので、慌てて近くの池に返しに行った。

祭の夜店でとってきた金魚を連れて帰ったときは、短い命でかわいそうだったので、それ以来きんぎょすくいはやらないことにした。

隣のおじさんち

うちの隣は父の実家でおじさん夫婦が住んでいる。大きなさくらんぼの木があって、実がなるととって食べさせてくれた。一時期おじさんちにはとてもよく吠える小型犬がいた。めちゃくちゃ吠えるのであまり可愛いと思ったことはなかったが、今思い出すと愛嬌ある顔をしていたような気もする。おじさんの家にはインコだったか可愛いトリがいたこともあったけれど、しばらく訪ねていないので、今はいるのかわからない。

色んなことを書いてみたけれど、小学校ではいきものがかりをやっていた人が、何年も虫や動物にふれないうち、だんだん潔癖の気も促進され、今では小さい虫にも驚かされるまでなってしまったという話でした。

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