
【テンプレート配布】Googleアカウントがあれば自由に使える『売上予実・売上見込ダッシュボード』をつくりました
【2022/10/12更新】
Googleデータポータルが「Looker Studio」に名称変更されたことに伴い、記事中の名称に編集を加えました。
今回の記事では、記事タイトルにある『【テンプレート配布】Googleアカウントがあれば使える「売上予実・売上見込ダッシュボード」をつくりました』の通り、営業ダッシュボードのテンプレートを作成しましたので、そのご紹介をします。
できました!!使ってください!!!
— のぶさん|BtoBマーケとSalesAnalyticsの人 (@VisionTalk25) September 21, 2022
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数あるBIツールの中でもGoogleアカウントがあれば無料で使える「Looker Studio(旧:Googleデータポータル)」を利用していることと、売上管理・営業管理を対象に特化していることが特徴です。
可視化はLooker Studio(旧:Googleデータポータル)で行い、そのデータソースにはGoogleスプレッドシートを使いましたが、データソース部分はExcelやSalesforceレポートなどに置き換えることも可能です。
ダッシュボードとは
デジタルダッシュボード(英: Digital dashboard)は、企業のビジネスの状態を視覚化し確認できるようにする経営者向けのビジネス管理ツールの一種である。企業ダッシュボード、経営ダッシュボードとも。自動車のダッシュボードが、自動車の状態をひと目で把握できるようになっているところから命名された。企業内の各種ビジネスデータから重要な要点を抽出してひと目で分かるように視覚化したものであり、ビジネス状況の要約、問題点、次のステップが把握できる。
Looker Studio(旧:Googleデータポータル)とは
・詳細な設定が可能なグラフや表を使ってデータを視覚化できます
・さまざまなデータソースに簡単に接続することができます
・インサイトをチームと共有したり、公開したりすることができます
・レポートでチームと共同作業することができます
・組み込みのサンプル レポートを活用し、迅速にレポートを作成することができます
Google社が提供するクラウドサービスの1つで、無料で利用できるBIツールとなります。
無料とは言え、接続可能なデータソースが多種多様で柔軟性が高く、またグラフなど可視化の表現力も十分な機能を備えているので、BIの目的である「気づきの発見」による迅速なアクションへつなげていくことが可能となります。
「売上予実・売上見込ダッシュボード」でできること・できないこと
できること
次の3つを可視化できる
売上予実:いまどうなっているか?
売上見込:この先どこまでヨミができているか?
着地想定と仕掛り案件:仕掛り案件の必要量と保有案件のギャップは?
Googleアカウントがあれば、PC/スマホ/タブレットいずれからも参照できる
部門や販売対象顧客セグメントなどの切り口で違いを発見できる
できないこと
売上金額基準としており、件数・単価は対象としていない
同様に、受注率や商談化率も対象としていない
商談の前工程(リード獲得やインサイドセールス)も対象としていない
「できないこと」に挙げたものは、不可能の意味のできないではなく、今回のテンプレートでは対象外にしたと言う意味でのできないことに当たります。
売上予算達成が営業管理の最優先事項となるため上記3つの可視化をテンプレート第1号の対象としましたが、その次に知る必要があるのが上記「できないこと」に挙げた3つのこと。
今後シリーズ化して、順次テンプレート化していきます。
「売上予実・売上見込ダッシュボード」の構成
売上予実:いまどうなっているか?
売上予実差異の金額と、達成率
通期予算に対する進捗率

売上見込:この先どこまでヨミができているか?
ここまでの実績と、このさきの受注見込み金額
実績+受注見込みと、通期予算のギャップ金額

着地想定と仕掛り案件:仕掛り案件の必要量と保有案件のギャップは?
仕掛り案件必要量(実績+受注見込みと通期予算のギャップ金額を、平均受注率で割戻し)
仕掛り案件必要量と、現在の保有案件のギャップ金額

スマホ用もあります
PC用との相違点
PC用とは別のURLで表示(データソースは同じ)
縦長(縦並びにレイアウトを配置)
縦向き表示
Looker Studio(旧:Googleデータポータル)はレスポンシブ非対応のため、PC用のものではどうしてもスマホで見づらい。
営業パーソンはマネージャーであっても機動性重視ですから、都度PCを開くわけにはいきません。そこで、表示するデータ内容は同じでも、スマホ用にレイアウトを最適化させたテンプレートもご用意しました。
売上予実:いまどうなっているか?

売上見込:この先どこまでヨミができているか?

着地想定と仕掛り案件:仕掛り案件の必要量と保有案件のギャップは?

配布用テンプレートリンク先
順番としては、データソースSampleのGoogleスプレッドシートをコピーしてから、Looker Studio(旧:Googleデータポータル)のダッシュボードテンプレートをコピーします。
データソースSample(Googleスプレッドシート)
上記データソースSampleはダッシュボードで表示させるための最低限の内容にしています
実際の運用では商談案件単位のレコードから集計する仕組みが必要で、商談案件の項目は企業により異なります
ご自分でカスタマイズするのがテンプレート配布の前提ですが、つくり込みの代行もお受けします。ご希望の方は、以下のGoogleフォームからご連絡ください。
PC用ダッシュボード
スマホ用ダッシュボード
データソース接続やご希望のカスタマイズを有償で承ります
このLooker Studio(旧:Googleデータポータル)のテンプレートは、下記リンク先でコピーすれば、そこから先は自由に編集して使えます。
無償でつくれるGoogleアカウントを持っていればLooker Studio(旧:Googleデータポータル)も無償で使えますし、今回紹介した「売上予実・売上見込ダッシュボード」も無償で利用できます。
ただし、無償配布としている分、データソース接続や自分の環境にあわせたカスタマイズは利用ユーザーご自身で行うことになります。
ご自分で行うには不安がある、設定やカスタマイズはプロに任せて自分自身は自分の業務に専念したい、そんな方にはデータソース接続やご希望のカスタマイズを有償サービスにて承ります。
ご相談等の打合せ:初回1時間分は無償対応、以降は1回1時間あたり3,500円
データソース接続設定作業:1回5,000円
カスタマイズはご希望内容により見積もりし、契約合意のうえで作成・納品します
ご依頼・お問い合わせは、こちらのGoogleフォームからご連絡ください。
次回予定:シリーズ化します!
売上予算と実績の可視化によりギャップ=問題点を把握したら、次に知るべきは「問題の要因は何か?」ということ。
要因を特定すれば、課題はおのずと設定できます。
売上予実の要因となりうる要素として、受注件数と平均受注単価、商談件数と受注率、この4つを対象とした営業ダッシュボードのテンプレートを作成してみようと思います。
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