立山を縦走してみた 2日目
2023年7月31日、立山の別山から真砂岳→富士ノ折立→大汝山→雄山と縦走していきます。
夜も明けない3:00に起床し、身支度を整えて、いざアタック開始。
あたりはまだ暗く、ヘッドライトを付けて、まずは剱御前小舎が建つ別山乗越を目指します。
何が怖いってヘッドライトを付けているとはいえ、暗闇の中、浄土沢にかかる細い板橋を渡るのは結構なスリルです。
少しでもバランスを崩せば川へ「ドボン」ですからね・・・
橋を渡り、左に折れると間もなくして分岐に出ます。
真っ直ぐ行くと新室堂乗越に行ってしまうので、ここは右に折れます。
ここから別山乗越までは、約500mの登りのようで、焦らずゆっくりと登って行きます。
歩を進めると空は次第に明るくなり、東の空はピンク色?に染まっています。
不思議な朝の空でした。
中間点まで登るとオンタデやコバイケイソウそしてクルマユリが咲き乱れていました。
別山乗越に近づくと今度はトウヤクリンドウがひっそりと咲いていました。
さて、雷鳥沢キャンプ場から登ること約1時間50分、剱御前小舎が建つ別山乗越に到着しました。
そして、ここからは憧れの剱岳を望むことができます。
この中世の鎧騎士を彷彿させる山容がとても格好いいです。
別山乗越から立山の雄山まで立山縦走が始まります。
そして、別山南峰までは左手に剱岳を望みながらの縦走です。
別山乗越から30分ほどで別山南峰に到着です。
次は立山の主峰「雄山」までの神の稜線歩き
別山からはガレ場の急斜面を下っていきます。
ゆっくりでいいのでここは慎重に下ります。
鞍部まで下るとここから真砂岳までは気持ちの良い穏やかな稜線歩きが続きます。
別山から1時間ほどで標高2861mの真砂岳の到着です。
真砂岳を過ぎると内蔵助カールの上を歩いていきます。
ここは氷河なので真夏にもかかわらず雪があります。
ここから富士ノ折立まで標高差200mの登りです。
ガレ場の急登なのでここもゆっくりと、落石を発生させないように慎重に登ります。
後ろを振り向くと今まで歩いてきた美しい稜線に感動です。
富士ノ折立を過ぎると立山の最高峰である大汝山を目指します。
大汝山には休憩舎が建っており、その裏側が大汝山の山頂(3015m)です。
大汝山を過ぎるといよいよ立山の主峰「雄山(おやま)」です。
相変わらずのガレ場の稜線を黙々と歩き、ほどなく雄山に到着です。
ポカリスエットを飲んでエネルギーを補給し、少しばかり休みます。
疲れを多少癒したら下山ですが、雄山の下山は最も注意するべきところ。
気を引き締めていざ下山と思いましたが、7年前と様子が違います。
登りと降りの登山道が別れているです。
これは安心と思いましたが、雄山のもろい急斜面は相変わらずなのでここは慎重に。
前方を望めば、ガスで見え隠れする浄土山が何ともいい雰囲気を醸し出しています。
雄山から約40分、一ノ越に到着、その後、宿泊地の雷鳥沢キャンプ場を目指します。
途中、ミクリガ池に立ち寄り、別山から真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山と屏風絵のように連なる立山連峰の姿を目にし、自分ながらに良く歩いたものだと感心しました。
これにて立山縦走登山のレポートを終わりにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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