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《第4話》頑張れる理由と頑張れない理由(そこ?)

あおちゃんが小さい時は、当たり前ですが、ひとりで教室には来られないので、ママさんに手を引かれてやって来てました。

でも毎回、毎回、ママさんは困り果てた顔。
しかも、ほぼ無理矢理、あおちゃんの手を引き、ほとんど、あおちゃんは引きずられてる感じ。しかもしかも、その顔は限りなく不機嫌で、始終ブスッーーーーとして…ふう。(これ以上は、本人の名誉のため記載できましぇんw)

(自称)優しい先生としては、当然
『ああ…どうしよう…ミュージカルが嫌いなのかしら??』
と、繊細な心を痛める訳ですよ(ねえ誰が?ねえ誰の?)
それである日、恐る恐るママさんに聞いてみたんです。

『あのぉ…もしかして、来るのを嫌がってないですか?』
ママ「やっぱり、そう見えますよね?」
 …やっぱりぃ(泣)
ママ「わたしもそう思って、あおいに聞いてみたんです」
 …あ、いま、心が折れる音が(泣)
ママ「それが違うんです」
 …そうですか、違うんですか…

ええええっ?違うのぉ?何が?

ママさんの話を聞きながら、私の頭の中では
《たぶんこうだっただろう劇場》が展開した。

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