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人生はあまたの気づきに満ちている

先日、僕が編集を担当したジェッツさんのKindle出版について書いた。

Kindle出版を考えたジェッツさんから依頼を受け、編集を引き受けた僕が鬼のような厳しい指摘を連発した、という話だ。
この記事を読んだ方々からは、案の定、編集者のイメージどおりの厳しさだとコメントもいただいた。

まぁ形になればいいやくらいの生半可な気持ちの著者なら、僕の発した厳しい指摘に耐えきれず、出版を断念したかもしれない。
実際、ジェッツさんも「最初は、出版を諦めようかと思いました」とコメントされている。

正直、ジェッツさんから最初にいただいた原稿はnote記事の寄せ集めで、時系列が混沌としていたりして、その点は厳しく見ざるを得なかった。
が、僕はその中にジェッツさんが紡ごうとする1本の糸をかすかに見た。
ご自身の経験を、同じように困っている人たち、いや困っているはずなのにそれに気づかず惰性で日々を送ってしまっている人たちに、どうしても伝えなければという切実な使命感を感じたのだ。

もしそうなら、厳しい指摘をしてもジェッツさんは怯むことなく前進できると思った。
文章を再構成しなければならないならやめよう、ではなく、文章を再構成することで自身の伝えたいことがより明確になるならがんばろう、ときっと感じていただけると思ったのだ。
はたしてジェッツさんは前向きに捉えて文章を再構成してくれ、「乗り越えて良かったと今では心の底から思えます」と綴ってくれている。

そうして二人三脚で編んだ『無職になった父さん それでも父さん』がいよいよ2/24にKindleにて発売される。

※2/25~29は無料キャンペーンだそうなので、その間にダウンロードされた方はぜひレビューコメントを!

今回の出版は少し特殊だったかもしれない。
編集作業が一段落したとき、ジェッツさんから「一連の作業を通じて自分のキャリアに光を当てることができた」「編集と同時にキャリアコンサルティングを受けている気分だった」とご指摘いただいたのだ。

ジェッツさんにとってそれがどんな体験だったのかはこの記事に詳しい。

自分と対話しながら自分のストーリーを言語化することの重要性をジェッツさんは説く。
そのためには、編集者でもありキャリアコンサルタントでもある僕に連絡するといいとまで書いてくれていて、やや気恥ずかしいがとても嬉しい。

ジェッツさんからは、編集+キャリコンは僕の強みになるのではないか、そんなパッケージを作ってみるのもよいのでは?と提案までいただいた。
ジェッツさんの提案はとても明快で筋道立っていて、これは真剣に検討するに値すると思った。
そのうち、編集+キャリコンの新パッケージを発表させていただくかもしれない。
そうなれば、それはすべてジェッツさんのおかげだ。
人生はあまたの気づきに満ちている。

(2024/2/22記)

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