IC乗車カードの残額
爆発的に普及した、SuicaやICOCAなどのIC乗車カード。
関東では初乗り運賃以上のチャージ残額がないと改札を入れない。
鉄道営業法に「運賃を支払わなければ列車に乗れない」とあって、これを最低の運賃、つまり初乗り運賃と解しているのだそうだ。
けれどチャージ残額がいくらだったか覚えている人などほとんどいない。
改札で門前払いを食らって初めて残額不足に気づくのだ。
忙しい朝、前の人がはじかれてイラッとした人は多いはず。
関西ではこの法律を柔軟に解釈して10円でもあれば入場を許可する。
チャージ残額は少なくても、財布には運賃あるんでしょ? というわけだ。
乗客は乗車駅で残額が少ないことに気づき、下車駅を出るまでに精算機でチャージをする。
さすが名より実を取る関西らしい合理的な考え方だし、入場時点ではじかれて改札渋滞を引き起こす恐れもない。
しかしなんと東海地方では残額がゼロでも入場できるらしい。
上には上がいるもんだ。
(2014/4/18記)
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