見出し画像

もっと小回りのきく柔軟な社会を築かねば

最近、ジビエ料理が盛んだ。
ジビエとは狩猟された野生の鳥獣肉といった意味で、日本で最近増えているのはイノシシやシカ。

野生鳥獣が増え、農作物被害などが毎日のように報道され、少し前までのように趣味的にジビエを楽しむ時代から、むしろ積極的に食べる時代になろうとしている。
が、捕獲された鳥獣のうち食用になるのは1%とするデータもあり、もっと食卓に届いてもよさそうなものなのにと思う。

太陽光発電だって同じだ。
無尽蔵の太陽光エネルギーを利用できる夢の発電でありながら、不安定であるなどの理由で社会としての有効活用はまだまだだ。

資源がないないといいながら、目の前に今豊富にある資源が使えていないもどかしさを感じる。
ジビエも太陽光も、おそらくは高度にシステム化され完成された食肉流通ルートや発送電ルートに乗っけることができないがゆえ、後回しにされてしまっているのだろう。

回り出した歯車を止めることができない現代の弱点だ。
もっと小回りのきく柔軟な社会を築かねば、早晩コケるぞ。

(2017/1/19記)

サポートなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!