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私のお気にいりの作品たち

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ピン!ときた作品や、楽しく読ませていただいた作品を集めています。
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#エッセイ

青いお皿が、青い嫉妬を吸い込んでゆく。

青いお皿が、青い嫉妬を吸い込んでゆく。

書くぞと決めてからずっとぐずぐずしている。

〆切の仕事は割といそいそ励むのだけれど。

それ以外の書くことはどこかで、そう思って

しまう。

昔、noteに来る前はこんなに創作する人達の

そばにわたしはいなかったので。

心揺れることもなかった。

何かに挑む時はひとりで挑んでいた。

ひとりで作りひとりで悩み、ひとりで

仕上げる。

今もそうだけど、今はnoteにきたので

心がときどき

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金木犀は記憶の中で…。

金木犀は記憶の中で…。

都会はいつだって閉鎖的だ。ずっとそう思ってた。

同じマンション内でエレベーターで出会ったならまだしも、エントランスで同じマンションの住人に出会った場合、あいさつすら交わすことはない。上の階に誰が住んでるか、もっといえば隣の隣に住んでる人ですら顔も知らない。

友人、知人、家族。ただでさえ多い人混みを都会の喧騒に包まれながら歩いていると、それ以上の人間関係は極力構築したくないと、思うものなのかもし

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甘美な妄想の効用

甘美な妄想の効用

試してみたい欲望

小さい頃に、兄弟のいる身としては、ケーキのホールを一人で自由に食べてみたいなーとずっと思っていました。
大人になって一人暮らしを始めた時に最初にやったのがそれでした。
もちろん食べきれるわけもなく、半分あたりでギブ。
さして新たな世界が拓けたような感動もなく、人はどんなに意気込んで始めたとしても、結局のところ飽きる生き物なのだなと実感して終わるのでした。笑

ケンタッキーを食べ

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ばあば90歳の健康法はベッド体操

ばあば90歳の健康法はベッド体操

ばあばは、病院が苦手なので、体調が悪くても気力で直すタイプです。そんなばあばが長年続けている健康法があります。

今日は、ばあばのベッド体操をご紹介しようと思います。

そのベッド体操は、脳梗塞で体の動きが悪くなった父がリハビリのために病院で受けていた体操を、母なりに会得したものです。

理学療法士の、施術を見ていたことが、母の今の健康につながっているのかも知れません。

母ならではのベッド体操で

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デザイン+αを楽しむ

デザイン+αを楽しむ

以前、空港の広報用フリーペーパーを作ってたことがありました。
毎号巻頭の特集では、空港内の施設のオススメの商品をテーマを持って紹介したり、空港の見所スポットなどを紹介したり、読み物としても楽しめるフリーペーパーでした。
その冊子をリニューアルしようという話が持ち上がり、それならばと、そのリニューアル時にまったくそれまでとは違う表紙を提案してみたら、上手く採用になったのです。

これがその時のデザイ

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妄想インプット

妄想インプット

早朝、誰もいない浜辺を歩いていると波打ち際に誰か人影が。

駆け寄ってみるとおじいさんで、まだ息はある!と助けてあげる。

するとそのおじいさんは身寄りはないが大富豪で、命の恩人である僕に全財産をくれると言ってくれる。。。

なんて妄想を、誰もいない浜辺を歩いているとよくしています。
いや、必ずしています。^_^

***

奇跡を待つことはよくあります。
その本気度は置いといて、都合のいい未来を

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すべての人から学べるものがある

大学時代、ぼくが経験した唯一のアルバイトが、個別指導の塾講師だった。

そこにひとり、明らかに他の生徒とは様子の異なる、ヤンキーのような高校1年生がいた。「親に言われて仕方なく塾に来ている」というダルそうな表情を全面に出しながら、いつも少し遅れて教室にやってくる。

サッカー部だがほとんど部活には出てなくて、もうすぐ辞めるつもりだという。よくバイクを乗り回して、パトカーに追いかけられても仲間と協力

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18歳差の恋愛において、大切なこと

18歳差の恋愛において、大切なこと

ぼくの妻は18歳年上です。

出会った時から大切な人で、それは14年経った今も変わりません。むしろ、日を重ねるごとにその想いは強くなっていきます。彼女と出会って、ぼくは大きく変わりました。彼女が好きだった美術や陶磁器、花が大好きになりました。生きる姿勢、人への思いやり、想像力と共感力、誠実であるということ。

彼女の存在抜きに今のぼくは説明できません。彼女のことを誰よりも尊敬し、誰よりも愛おしく想

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