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私のお気にいりの作品たち

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ピン!ときた作品や、楽しく読ませていただいた作品を集めています。
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2022年2月の記事一覧

青いお皿が、青い嫉妬を吸い込んでゆく。

青いお皿が、青い嫉妬を吸い込んでゆく。

書くぞと決めてからずっとぐずぐずしている。

〆切の仕事は割といそいそ励むのだけれど。

それ以外の書くことはどこかで、そう思って

しまう。

昔、noteに来る前はこんなに創作する人達の

そばにわたしはいなかったので。

心揺れることもなかった。

何かに挑む時はひとりで挑んでいた。

ひとりで作りひとりで悩み、ひとりで

仕上げる。

今もそうだけど、今はnoteにきたので

心がときどき

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アニック・グタルの選択

アニック・グタルの選択

アニック・グタルの香水。

でも店の宣伝でもなければ香水の紹介でもなく、ましてや彼女の一生について書くわけでもない。

同じ女性として、また職歴のスタートに音楽の道を選んだものとしてアニック・グタルの人生のほんのいっときに注目したかったのである。その後彼女はモデル、私は飲食の道に進んだ。

更にその後彼女は香水、私はガイドの道に方向転換。

すみません比べるなって?

わかってはいるけれど彼女が香

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ジョージ・オーウェル「一杯のおいしい紅茶」

ジョージ・オーウェル「一杯のおいしい紅茶」

『1984』を書いた作家としても有名なジョージ・オーウェルには、「紅茶の淹れ方」に関して、絶対に譲れない項目が「11」もあるそうです。

「イギリスはおいしい」で有名な林望さんは、イギリスのお茶は、ほとんど形式にこだわらない気楽なもので、形式にこだわる日本の茶道とは違うと言っています。(「イギリスはかしこい」PHP文庫)

自分は、圧倒的にコーヒー派です。
それも、ミルクと砂糖たっぷりの甘いカフェ

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この店行ってみたかった

この店行ってみたかった

19世紀のパリにあった店。
その時代にパリにあった出来事を証明してくれ、パリの様子を語ってくれる店。

でも今はもう無い店。

憧れのアーティスト達の、特に当時活躍した画家の名前と顔は知っているものの、その人達がどんな暮らしをしていたのか、また何を考えていたのか、どんな物に興味を持っていたのかを知りたいのであって、その一環として当時パリで流行っていた店を覗いてみたいのである。

特にパリで日本文化

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雑文|Anniversary 花束を君に贈ろう

雑文|Anniversary 花束を君に贈ろう

大切に想う人の好きな花を知る者は世の中にどれほどいるのだろう。毎年のこの時期になると街のいたるところで目にする「Valentine's Day」の文字を見てそんなことを考えていた。僕が妻の好きな花を知ったのは偶然だ。付き合い始めたころの何気ない会話の中で彼女がふと口にした。それ以来、記憶に留めてる。男同士の雑談において花の名前が出るなんてことは、ほとんどないから誰かに誇れるほどの話なのかはわからな

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